ロックショア…
そこに潜む未曾有の大物…あなたは相対する為に、日常生活のルーティーンすら忘れ考えを巡らせている事でしょう。
『あの化物を、沖磯から引きずりだす為に、必要なリーダーは?』あなたは仕事のタスクすらそっちのけで、ラインシステムを思案しているはずです。
そこまで釣りバカちゃうわ!
こんな釣りに挑んでいる訳ですから当然の事でしょう…なぜなら私がそうだったからです。
お世話になっております、ロックショアアングラーのおりこみです。
ロックショアプラッキング・トップゲームに使用するリーダー、魚との距離が近いため大きな負荷が掛かり、沖磯という環境では根ズレのリスクが高い…
『確実に大物とのやりとりを制する為に、仕留める為に、どれが良いのか?』『トッププラグに適したリーダーはどれなのだろう?』とお悩みのあなたのためにお伝えします。
この記事では、
沖磯でのプラッキング・トップゲームにおすすめのリーダー
その性能、おすすめする理由
メリット・デメリット
これらについてを綴ります。
あなたが願い求めた大物を手に、歓喜の雄叫びをあげる未来のために、記事にしました。
ロックショアにおすすめのVARIVAS オーシャンレコードショックリーダー
まずはそのおすすめのリーダー、をご紹介しましょう。
オフショアアングラーの方、ヒラマサキャスティングゲームを嗜む方、であればご存知の方も多いかもしれません。
メーカー、開発者の思惑としては、
ワンランク上の圧倒的強度で記録への挑戦をバックアップする“オーシャンレコードショックリーダー”。ヒラマサキャスティングゲームの第一人者である田代誠一郎氏が監修を務め、企画出しからテスト・開発まで完全現場主義で生み出された、オフショア専用モデルです。ラインがこれだ。
出典:VARIVAS
オフショアでのヒラマサキャスティングゲームを想定しているようですが…
ヒラマサキャスティング用のリーダー…
ロックショアにも良いかもしれない!?
と、私は新製品としてリリースされた直後に試してみたのですが…
皆様は『人をダメにしてしまうクッション』なるものをご存知でしょうか?あまりの心地良さに人を骨抜きに、ダメにしてしまうクッション…まさにコレです!
私は「もっと良いモノはないであろうか?」と様々なモノを試し、さらに良いモノを、と追及していたのですが…あまりの性能、その使い心地の良さに、
もう…これでえ~や~ん
考えるのメンドくさい…
かれこれ4年ほど、このリーダーばかりを使用してしまうのです。
これはちょっと言い過ぎかもしれません。現在でも特に新製品など、気になったモノなどは試しています。
しかし結局のトコロ…バリバスのオーシャンレコードに戻ってしまう、これも事実なのです。
VARIVAS オーシャンレコードショックリーダーのインプレ
私がロックショアプラッキングで使用してみてのインプレ、メリットやデメリットなどをお伝えします。
上述したとおり4年ほど、使用してみての感想になります。
オーシャンレコードショックリーダーの何が良いの? メリット
オーシャンレコードショックリーダーの強度
この点に関してはオフショア用、そして大物のヒラマサを想定したラインなので疑いようはないかと思います。しかも同社の他製品、ナイロン製ショックリーダーよりも引張強度は強いのです!
私がよく使用する号数・太さでの、VARIVASショックリーダー[ナイロン]との強度(lb.)比較表を作ってみましたのでご参考に。
オーシャンレコード ショックリーダー | ショックリーダー [ナイロン] | |
24号 (0.81mm) | 100lb | 90lb |
30号 (0.91mm) | 120lb | 100lb |
35号 (0.985mm) | 140lb | 130lb |
40号 (1.05mm) | 150lb | 140lb |
オーシャンレコードショックリーダーがほぼワンランク上の強度、を実現していることがわかります。
「この程度の強度が必要」と考える場合であれば、ラインを細くする事もできるのです。
オーシャンレコードショックリーダーの耐摩耗性、耐久性
私はロックショア・渡船を利用した沖磯での釣りを嗜むのですが、例え魚を掛けていなくとも、明らかな根ズレによるダメージを確認できなくとも、釣行の都度リーダーを更新しなければなりません。
沖磯での釣行、思いがけない大物と巡り合うチャンスを無駄にしないため、目視や触手では知覚できないダメージが蓄積している可能性もありえる、からです。
ロックショアでは根ズレする事を前提、で魚を取り込まねばならないような磯もあります。
または自分の視界に入らない沈み瀬、潮位が高いとわからない張り出しなどもあり、思わぬところで少なからずダメージは負っているはずなのです。
そしてナイロンラインは吸水性があり、吸水により劣化してしまう事、は釣り師であるみなさまであればご存知の事でしょう。
なのでナイロンリーダーは使い捨て…と思いきや、意外とそうでもありません。
私はショア、堤防や地磯などで新しいタックルやルアーの試し投げ・テストなどを行うのですが、その際には沖磯で使用した後の比較的、状態の良いリーダーを保管しておき使用しています。
オーシャンレコードをそのテスト(再利用)での釣行で使用した場合、釣行時間にもよるとは思いますが、根ズレなどしなければ5~8回程度は使用できます。
あきらかなダメージがなければ…
2回ぐらいの沖磯釣行も可能かも?
なんて考えた事もあります、上述した理由にて実践はしませんが。
このテスト(再利用)はオーシャンレコードショックリーダーを導入する以前に使用した物でも行っていた為、この製品の耐摩耗性・耐久性が強いことを実感しています。
オーシャンレコードショックリーダーはノットが組みやすい
大物を仕留めるために確実なノットが必要なことは、大物釣り師のみなさまであれば当然にご存知でしょう。
ナイロンはフロロカーボンに比べると柔らかさがあり『ノットが組みやすいのは当然だ』とお思いかもしれません。
しかしそれだけではないのです。このオーシャンレコードショックリーダーは明らかにノットが組みやすいのです。
例えば同社のショックリーダー[ナイロン]と比較しても触感が異なります。
ナイロンラインといえども、100lb超ともなれば硬く「パリッ」としたさわり心地なのですが…
オーシャンレコードは「ふにょ、ふにぇ…」といったカンジの不思議の触感、しかしながら芯が入っているかのようなシッカリとした張り・コシがあります。
これが2重構造とやらのおかげなのでしょうか?
この表面の素材がFGノットなどを組む際に、まるで食い込んでいっているかのように、シッカリとしたノットを組む事に貢献しているのです。
オーシャンレコードショックリーダーの操作性・ルアーの動き
- 柔らかくしなやか
- しっかりとした張り・コシがある
- 強度があるためラインを1サイズ細くできる
これらの点を上述しているのでもうお気づきかもしれませんが、この点も重要な事ですのでお話しさせていただきます。
ラインが細くなれば海水による影響を受けにくくなり、ルアーは本来の動きに近くなりますし、しなやかなラインはルアーのアクションを制限したり、乱したりする事は少なくなる、というのは簡単に想像できるでしょう。
また適度な張り・コシがなければそもそもまともにアクションをさせる事は叶いません。ゆえに操作性の向上にも寄与します。
まさにプラッキングに必要な性能を備えた、特にトッププラグにはこの上ないショックリーダー、と言っても過言ではないのが、VARIVAS オーシャンレコードショックリーダーなのです。
スプールバンド VAAC-33がおまけで付いてくる
またオマケ的な要素ではあるのですが、この穴の開いたバラケ止めのスプールバンドが非常に便利!
バンドを回しながらラインを引き出す事、逆に回せば巻き取る事も可能です、もちろんバンドを巻いたまま。
ラインを使い切った後はその他のリーダーに流用したり、リールのスプールバンド、またはロッドベルトとして利用する事も可能。
実はスプールバンド VAAC-33といって別販売もされているモノ、これがオーシャンレコードショックリーダーを買えば付いてくる、という訳です。
オーシャンレコードショックリーダーに悪い点は? デメリット
私は悪い点やデメリットなど特に感じた事はなかったのですが、この点についても考えてみました。
あえて言うなら値段でしょうか?
同社のショックリーダー[ナイロン]と比べると、定価ベースであれば1割ほど割高になるのです。
たかが1割…200円程度…
しかしながら、年間釣行回数×2回の巻替え×0.2(50mの場合の1回の使用量)×200円…
消耗品費が増えてしまうのはあまりうれしい事ではないですよね。
ですが圧倒的な強度、耐摩耗性や耐久性、を考えればコストパフォーマンスにさほど差はないようにも感じますし、使用する事で大物とのやりとりに対する安心感も得られるのです。
また使用する人の多いサイズや人気などによる流通量のせいか、場合によってはオーシャンレコードの方が安く手に入る事もあったり…
さらには上述したスプールバンド VAAC-33、は別で購入すれば800円~900円ぐらいする商品です。コレがおまけで付いてくる…
やはり、「デメリットはなし!」と言ってしまっても良い気すらしてきます。
結局のトコロ、コレ⇓
ロックショアプラッキングにはVARIVAS オーシャンレコードショックリーダー、さいごに
今回は大物狙いのアングラーにとっては非常に気になる、リーダーについて、をお話しさせていただきました。
上述したとおり現在でも私は新しいモノを試してみたりはしているのですが、結局のトコロ…バリバス・オーシャンレコードに落ち着いています。
みなさまも色々と試し、試行錯誤するのが良いと思います。もし気になったのであれば使ってみてください。
大物を仕留め、歓喜の雄叫びをあげるあなたに祝福を。
▼メインライン、PEラインに関しては▼
ロックショアプラッキングにおけるリーダーとルアーの接続について、ノット以外の方法▼ダルマクリップを使用したスリーブ止め、については▼
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