お世話になっております、沖磯釣り師のおりこみです。
釣りを嗜む方であれば1度は考え、憧れるのが沖磯でしょう。
しかしながら『ハードル・敷居が高い…』なんて考える方も多い模様…
その原因の一つは「費用」ではないでしょうか?
沖磯釣行ってどのくらい費用がかかるの?
はじめる為の初期費用って高いの?
この点、気になりますよね。
この記事では、沖磯釣りにかかる費用について、
始める為の初期費用
1回の沖磯釣行にかかる釣行費
沖磯釣りにかかる費用をお安くできないのか?
こんな内容をお伝えします。
まずはじめに結論を申し上げますと…「高いです」初期費用も1回の釣行にかかる費用も。
もちろん収入の多い方であれば『たかがそれぐらい…』なんて思う方もいらっしゃるかもしれませんが、一般人的な感覚からすればかなり高額だと思います。
私もこの記事を記しながら、
今までこんなにつぎ込んでたの…
と正直、泡を吹いて倒れそうになるレベルでした。
しかしながら私は「沖磯の素晴らしさ、ロックショアの楽しさ、を知って欲しい!是非とも挑戦して欲しい!」と思い、このブログを運営しております。
なので初期費用、釣行費ともになるべくお安くする方法も考えてみましたし、当ブログの【お得にロックショア】というタグクラウドなども参考になるかもしれません。
沖磯釣りに興味のある方、は参考にしてみてください。
未来の沖磯釣り師・ロックショアアングラーであるあなたが、沖磯という素晴らしい環境にて、存分に釣りを満喫できるようになれば、と思います。
ロックショアデビュー、始める為の初期費用
「沖磯釣り」といえば上物釣り・フカセ釣りや底物釣り、を想像される方が多いかと思います。
私もグレ狙いのフカセ釣りを嗜む上物釣り師なのですが、必要な小物類など、細かいモノまで考えるとキリがありません。ルアーで臨むにしても必要な道具は多いですが…
また当ブログはロックショア、ルアーフィッシングについてのブログ、という事でこの記事では「ヒラマサが釣りたいルアーマンが沖磯デビューする」という前提でお伝えさせていただきます。
必須の装備などは共通するモノも多いですし、ご容赦ください。
さらにショアでの釣りに使用しているタックルやルアーなど、流用できるモノもあるのですが、今回は「すべての釣具を新規で購入する」ことも前提とさせていただきます。
なおあまりにも細かい用品、などに関しては割愛しています。
必要なタックル類に関してはロックショアに必要な装備や道具類、持ち物まとめ!沖磯釣行の準備、などの記事も参考にしてみてください。
ロッド、リール、タモ類
ロックショアで使用するロッドやリール…妥協を許すモノではなく、生半可なモノなど沖磯に潜む未曾有の大物相手には通用するはずがありません。
様々なメーカー、そしてグレードも何段階か準備されていたりもするので、私の使用しているロッドやリールを例として取り上げます。
メインロッド | 約40000円 |
サブロッド | 約70000円 |
メインリール | 約70000円 |
サブリール | 約65000円 |
タモ類 | 約35000円 |
計 | 約280000円 |
『サブタックルなんて必要なの?』なんてお考えの方、もいらっしゃるかもしれません。
荒波を進む渡船、足場の悪いハエ、相対するは未曾有の大物…どんなトラブルが起こるかはわからないのが沖磯です。
世間と隔絶された沖磯で、もしロッドを折ってしまったら…もしリールの調子が悪くなってしまったら…と想像してみてください。
最低でも予備のタックルを含む、2タックルは準備するべきでしょう。
また私のメインロッドが若干お安い理由、は自作のロッドだからです。
ラインやフック、ルアーetc.
私は「ラインやフックなどにこそ重点をおくべきだ」と考えています。
なのでいわゆるハイグレード・お高いモノを使用しており、それらの値段を基準とさせていただきます。
ルアーに関しては、はじめてのロックショア・沖磯釣行に挑まれる方であれば、市販品の樹脂プラグ+メタルジグを準備するのが無難でしょう。
- ポッパーorダイビングペンシル、トッププラグ5本
- 水面直下を狙えるペンシルベイトorミノー2本
- シンキングペンシル3本
- メタルジグ5本
最低限これぐらい準備しておけば釣りは成り立つと思います。そして比較的安い樹脂プラグとメタルジグ、の値段で試算してみると…
PEライン2種類 | 約20000円 |
リーダー3種類 | 約6000円 |
フック6種類 | 約4000円 |
スプリットリングetc. | 約5000円 |
ルアー類 | 約32000円 |
計 | 約67000円 |
市販品の樹脂プラグであっても大型のモノは2000~3500円ぐらいはします。ルアーはそれなりの数が必要になりますので、結構かかりますね。
フローティングベスト、ウエアなど身に着けるモノ
ウエア類は春+秋用、夏用と冬用、3種類なんて言い出しますと…なかなかのお値段になるでしょう。
この記事はこれからロックショアデビューを考える方、に向けての記事なのでとりあえず1シーズン用、今回は私が主に渡礁する晩秋~初春まで使える冬用のモノ、で試算します。
またハイエンドモデルのウエアともなると10万円越え、なんてザラです…
冬の沖磯釣行でも使用可能ななるべく安いモノ、中間ぐらいのグレードで考えてみます。
フローティングベスト | 約15000円 |
ウエア類 | 約50000円 |
インナー類 | 約5000円 |
キャップ類 | 約3000円 |
偏光サングラス | 約5000円 |
防水ソックス | 約3000円 |
磯靴 | 約20000円 |
計 | 約101000円 |
「ウエア類がやはり高い」と感じますね…しかし寒の時期の沖磯釣行に挑むのであれば、最低でもこれぐらいのグレードのモノは必要でしょう。
ロッドケース、クーラーボックスなど収納用品
クーラーボックスは保冷力により値段が変わります。魚の鮮度を保つ為にはそれなりのモノ、が良いでしょう。
もっとお安いメーカーなどもありますが、私の使用しているモノを目安とさせていただきます。
その他はざっくりですね。これぐらいあればなんとかなるかと…
クーラーボックス | 約30000円 |
ロッドケース | 約15000円 |
タックルバッカン | 約6500円 |
リールケース | 約3500円 |
ルアーケース | 約4000円 |
小物ケースetc. | 約5000円 |
計 | 約64000円 |
沖磯用タックル類にかかる初期費用、合計
ここまでに述べてきたモノ以外にも、水汲みバケツ、フィッシングナイフ、フィッシュグリップ、竿立てetc.etc.…
さまざまな小物類なども必要になります。なので+2万円ぐらい、は考えておくのが良いでしょう。
これも加味した合計金額は…約512000円となります。
冗談でしょ…
この額を知って、めまいがしてきたでしょうか?
私は…しましたよ。上述したように私はフカセ釣りも嗜む上物釣師、でもあるのです。
つまり、フカセ釣りのタックル・道具類の総額を加えた金額は…
申し訳ありませんが、この場では差し控えさせていただきます。
沖磯釣行の都度かかる費用・釣行費
ここではあくまでも釣行にかかる費用、という事でお話しさせていただきます。
上述した初期費用の項にて記しているタックル類、に関しても消耗品なのですがメンテナンスを適切に行えば長く使用する事が可能。
また釣行頻度は人それぞれなので、費用按分の割合が異なります。
なので特に消耗品といえるラインやフック類など一部は勘案し、それ以外は考えない事とします。
沖磯へ渡る渡船代
エリアにより異なり、私の愛する四国の沖磯エリアであれば3500円~8800円あたり、ですので中央値の5750円で試算します。
また渡船屋さんにお弁当を頼む場合は+500円~700円ぐらい、の追加費用が必要です。
余談ですが、民宿なども併せて経営されている渡船屋さんのお弁当は、メチャクチャ美味しいですよ。
しかも沖磯の澄み切った空気、美しい情景を眺めながら、という環境で食すのは控えめに言って「サイコーです!」なので弁当を頼む事が前提。
渡船代 | 約5750円 |
弁当代 | 約600円 |
計 | 約6350円 |
沖磯釣りの為の消耗品費
代表的なモノをとりあげます。また20回渡礁したとして、1回の釣行に対し費用を按分した額で試算しています。
PEライン | 約1000円 |
リーダー | 約800円 |
フック | 約500円 |
スプリットリング類 | 約100円 |
リールメンテナンス費 | 約200円 |
氷 | 約300円 |
計 | 約2900円 |
ルアーフィッシングで臨むのであれば、エサ代がないのは大きいですね。
リールメンテナンス費は自分でオーバーホールなどを行う場合で、かつ部品交換などの大きなトラブルがない場合を想定しています。オイルやグリスの費用という訳です。
部品取り寄せになるケース、もしくはメーカーにオーバーホール場合はもっと高額になるでしょう。
渡船屋さんの乗船場までの交通費
自宅のお隣が渡船屋さん、なんて方はなかなかいらっしゃらないでしょう。
基本的には車で移動、よってガソリン代や高速道路の料金がかかります。
これも向かうエリア、自宅の場所によって額が変わりますので私の場合、を参考例として…
- 約300km程度の移動
- 15km/Lのガソリン車を使用
- 最近の全国のレギュラーガソリン平均価格163.9円/L
で試算させていただきます。
ガソリン代(往復) | 約6600円 |
高速代(往復) | 約14000円 |
計 | 約20600円 |
結構かかりますね…もっと距離があるor遠いエリアへ向かう、場合はこれ以上かかる、という事です。
宿泊費や食事代
私の住んでいる地域でしたら早朝に出発、釣行後に帰宅、というスケジュールは十分に可能。
しかし体力的に結構キツイです…特に沖磯釣行で疲れ果てての帰宅、運転はツラい…というか危ないと思います。
実際に私は釣行後の高速道路での運転中、足がつりそうになった事が何度もあるのです。
こまめに休憩を取るのも大事ですが、私は前泊、もしくは釣行当日に宿泊し翌日の朝からのんびり帰宅、をする事が多いですしおすすめ。
民宿も経営している渡船屋さんであれば、食事ありの宿泊をお願いするのも良いでしょう、晩飯が美味しいので。
もしくは有料or無料にて仮眠所、を準備してくれている渡船屋さんもあります。利用させてもらうのも良いでしょう。
今回はビジネスホテルor渡船屋さんの民宿で宿泊、で考えます。
食事代は夕食1食分+釣行後、帰宅中にラーメンを食す分+沖磯に持ち込む間食や飲料類、を勘案しています。
宿泊費 | 約5000円 |
食事代 | 約3500円 |
計 | 約8500円 |
「前夜祭」と称してお酒を飲む場合には₊α、でお酒代がかかりますよ。
1回の沖磯釣行にかかる費用、合計
その額は…約38350円となります。わかっていた事ではありますが…結構かかりますね。
今回の記事を記すにあたり、正直…私も驚きました。
沖磯釣り、ロックショアはかなりの費用がかかる釣り、と言えるでしょう。『ハードルが高い…敷居が高い…』なんて思われるのも納得です。
『ロックショアに興味がある、やってみたい』と思っても、二の足を踏んでしまう方もいらっしゃるでしょう。
なのでちょっとでもお安く…費用を抑える方法、生活コストを下げ釣行費を捻出する方法、もお伝えします。
続きをどうぞ!
沖磯釣りにかかる費用を抑える・安くする方法、普段の生活を見直し釣行費を捻出する方法、を考えてみる
これらの方法は私が普段から行っている釣行費用捻出、のためのちょっとした節約術みたいなモノ。
沖磯釣行の事を真剣に考え、日ごろの生活の中でも色々とやっている、という事なのです。
いちおう聞いておきますが…
ドコ見てんの!?
沖磯釣行の費用を抑える・安くする方法
釣行にかかる費用自体をどうにかしよう、という方法です。
複数人で同乗して釣りに行き、交通費を安くする
これは単純ですけど意外と効果があります。友人や知人と1台の車で移動し交通費を割り勘にする、という方法。
運転に疲れた際に交代できる、エリアによっては人数が多い方が良い磯に上がれる、というのもメリットです。
上述した私の例ですと、ガソリン代と高速代で約20000円の交通費がかかっていた訳ですが…
- 2人で釣行⇒約10000円
- 3人で釣行⇒約6700円
- 4人で釣行⇒約5000円
1人あたりの負担、がこの金額になるのです。
ふるさと納税を利用し、渡船代を安くする
ふるさと納税の返礼品に渡船の乗船券、をラインナップしている自治体がある事をご存知でしょうか?
ふるさと納税の寄付上限額の範囲内で寄付すれば「自己負担2000円で渡船に乗れてしまう」という訳です。
渡船代を節約、安く利用する方法・ふるさと納税でお得にロックショア!、という記事にて利用できるエリア、渡船屋さんをご紹介していますのでご参考に!
普段の生活を見直し釣行費を捻出する方法
『なんでもかんでも節約、節約…』みたいな無理して節約しよう、みたいな話ではありません。
そんなモノは「ストレスが溜まるばかりで良い事はない」と私は思っています。
ましてや沖磯釣行の回数を減らす、などロックショアアングラーにとっては言語道断!
精神衛生上、よくありません。
普段の生活を見直し、生活のレベルを落とさず、無理せず、沖磯釣りを満喫しつつ、節約する方法をおすすめします。
釣具屋に行くのをやめる
「魔界」という言葉を聞いた事はないでしょうか?
外出したついでに『ちょっと釣具屋でも見ていくか…』と立ち寄っただけのはずが…気づけば釣具を買っていた。
『スプリットリングが不足しているから買いに行こう…』と訪れただけのはずが…ライン、ルアー、なんならリールやロッドまで買っていた。
こんな経験はないでしょうか?我々、釣り人を惑わす魔の領域…それが釣具屋。ゆえに「魔界」などと揶揄されているのです。
釣り人であれば釣具屋さんを利用するのは当然ですし、釣具屋さんが悪い訳でもありません。
しかし用もないのに、むやみに立ち寄る事はおすすめできないのです。
行ったら…買っちゃいますからね。
必要な時以外はなるべく行かない!
では釣具を買う必要がある時、はどうするかというと…
釣具の購入をネットにする
Amazonや楽天市場、ナチュラム などを利用し、ネットで購入するほうが基本的にはリーズナブル!
さらにそれぞれのショップポイント+クレジットカードのポイント、と2重取りできるのもメリットです。
詳しくはネットor店舗、釣具を購入するならどっち?それぞれのメリット・デメリット、という記事をご参考に!
上述した記事にて記しているAmazonプライム会員、になっておくのもおすすめですね。
釣具を断捨離する
釣具を処分、すなわち中古釣具店で売り「得たお金を釣具の購入費や釣行費に充てよう!」という訳です。
最近、この釣りあんまりやってないな…
このルアー最後に使ったのいつだっけ?
もしこんな釣種があるのであれば、そのタックル・釣具類は売ってしまいましょう。どうしても再びその釣りをしたくなれば「また買い揃えれば良い」と割り切ってしまうのがおすすめです。
そして何かと欲しくなり買ってしまうルアー…タンスの肥やし、タックルボックスの重しになっていないでしょうか?
釣具の断捨離、年に1度は整理すべきメリットだらけの4つの理由、おすすめの方法、でも記していますが、釣りのオフシーズンなどを利用し定期的に、年に1度、は断捨離するのが良いと思います。
飲料や食料をAmazon定期おトク便で購入
「釣り」とは関係ないように思えるかもしれませんが、沖磯釣行に赴く際には水やお茶などの飲料類、ゼリー飲料や栄養補助食品などの予備の食料も含め、持って行く事は必須。
また沖磯は遮蔽物が少なく、直射日光をモロに浴びます。さらに独立磯には360°海、なんてハエも存在し、当然に海面からの照り返しは激しく、夏磯では熱中症にも備えなければなりません。
ゆえに飲料類は多め、に準備しておく必要があるのです。
そもそも飲料や食料は生活必需品でもあるのでAmazon定期おトク便、を利用する事により生活コストを下げる事にも繋がります。
『生活必需品を買うならネットよりもドラッグストア、ディスカウントストアの方が安いのでは?』こう思った方もいらしゃるでしょうか?
実は定期おトク便で注文すると、通常価格よりも最大15%割引に、さらにはプライム会員ならプライムデーなどの特別な日にも割引が適用されます。すると…
ドラッグストアやディスカウントストアよりも、お安くなってしまうのです!
また値段以外にも、
- 配送日や頻度は自由に変更可能『今週は備蓄があるから不要』なんて場合には配送をスキップするのもOK
- 定期便の商品は送料無料
- 定期便の商品は常に在庫が確保されているため、品切れの心配なし
- 水などの重量のある商品は配送してもらった方が楽
- 定期便の商品は環境に優しいエコパッキングで配送、段ボールやプラスチックの使用量を減らし地球にやさしい釣り人に
なんてメリットもあるのです。
沖磯釣りの費用は高い?始める為の初期費用や釣行費、さいごに
今回は沖磯釣りにかかる「費用」につてお話しさせていただきました。
やはり「お金かかるな~」と思ってしまいますね…
しかしながら沖磯という素晴らしい環境での釣り、はこれほどの費用をかけてでも行きたくなる、やめられない釣りなのです。
この記事にてご紹介した費用を抑える方法、などを参考にしていただき「是非とも挑戦して欲しい!」と思います。
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