お世話になっております。青物、とりわけヒラマサが厳しいシーズン、またかつてヒラスズキに魅了されていた時分、などにはひたすらにヒラスズキを狙って沖磯に渡礁していたおりこみです。
警戒心が強く、繊細な魚でありながら…
宵闇を切り裂くド派手なバイト、骨身が軋む強烈な引き…
このターゲットに魅了される釣人が後を絶たないのもうなずけます。
そんな熱狂的なヒラスズキアングラーが最も気になるのは…使用する「ルアー」ではないでしょうか?
ロッドやリールはもちろん、ライン、フックetc.…と色々と思いを巡らすべき事柄はありますが、やはりまずはじめに考えるのは、
ヒラスズキ狙いのルアーって何が良いの??
この点だと思います。ですので…
ヒラスズキ狙いの一軍、最強ルアー3選!
沖磯でも使用できる、おすすめの3本
ショアからヒラスズキゲームに、おすすめの3本
こんな内容を記したいと思います。
10余年に渡りロックショア・渡船を利用した沖磯釣行にてルアーゲームを嗜む私が、現在でも愛用しており、友人や知人に尋ねられても間違いなくおすすめできる、そんなルアーをご紹介。
「最強ルアー」なんて称していますが、私の好みであったり使用するシュチュエーション、に依るものなのかもしれません。しかしこれから『ヒラスズキ釣りに挑んでみたい!』という方には一つのヒントになるでしょう。
また、あまりヒラスズキ用ルアーとしてはクローズアップされていない物であったり、人気or話題の製品ではない、そんなルアーかもしれません。
ですが非常に良いモノばかりですので、ヒラスズキ狙いのエキスパートの方も新たな可能性の為に、参考にしてみてください。
沖磯でも使用可能、ヒラスズキ狙いのルアー3選
「沖磯の場合」と断って記させていただいているのには、当然に理由があります。それは想像を超える大物、または磯際に潜むヒラマサやカンパチ、にも対応する為です。
ヒラスズキ狙いで磯際をトレースしていたら、不意に大型のヒラマサが飛び出してきた…なんて事は良くあるモノです。
そんな大型魚の強烈なバイト、骨身も軋むようなファイト…それに耐えうる強固なルアーが必要、とう事は想像に難くないでしょう。
ゆえに貫通ワイヤータイプのルアー、かつ私の場合はトレブルフックをシングルフックに換装する事も可能な物、を選択しています。
沖磯でのヒラスズキ狙いに…ジャクソン アスリート 14SSP
- 沖磯の強風下でも安定した飛行姿勢・飛距離
- 浮き上がり難く、サラシの中でも安定したアクション
- 早巻きでのイレギュラーアクション
140mm、40gのシンキングペンシルであり、ジャクソン アスリート 12SSPとは異なり貫通ワイヤーが採用されている事などから明らかに磯での使用、大型魚、も想定しているルアーです。
またスローリトリーブでの弱ったベイトさながらのアクションのみならず、ファーストリトリーブでの大きなアクション、イレギュラーなアクションも艶めかしく…ヒラスズキだけではなく、青物も魅了します。
沖磯のヒラスズキを魅了する…ダイワ ショアラインシャイナーZ ランカーハンター 150F-HD
- 沖磯でのキャストも可能とするウェイトシステム
- フローティングミノーでありながら1m以上の潜行レンジ
- 荒れた海流の中でも安定したアクション
『HGS』というウェイトシステムにより沖磯の強風下での確実なキャストを担保しながら、リトリーブ時およびアクション時にも、安定した姿勢にて泳いでくれます。
「非常に使いやすいミノー」というのが率直な感想です。
またフローティングミノーである、という点にもメリットがあります。
根の荒い磯であっても『沈み瀬・シモリに触れた…』という感触があった際にはリトリーブを止め浮き上がりを待つことで、根掛かりを回避できるケースも多いですね。
この点も沖磯向きミノーである、と言えるファクターではないでしょうか。
沖磯のヒラスズキを誘い出す…バスデイ ログズ 140F
- 沖磯の強風下でも安定したキャストが可能なウェイトシステム
- ヒラスズキに見切らせないナチュラルなアクション
- 磯際狙いに最適な60~80cmの潜行レンジ
『TSL・トーションスプリットリングロックシステム』そして『シャフトグラインダーシステム』とやらのおかげで強風吹きすさぶ沖磯でも安定した飛行姿勢を保ち、安心してキャストを行う事が可能です。
正直なハナシ…同等のフローティングミノーでコレを超える飛距離を稼げるモノはないでしょう。
そしてアクションはかなり控えめでナチュラル、潜行レンジはやや浅めのフローティングミノーとなります。
なので上述したダイワ ショアラインシャイナーZ ランカーハンター 150F-HD同様、根掛かりを回避しやすい点もメリットでしょう。
加えて磯際を攻めやすいルアーでもあります。『磯際をタイトに攻めたい…』もしくは『サラシに送り込み浮かせて掛けたい…』なんてケースには最適です。
ヒラスズキの捕食レンジが深い場合には適しませんが…沈み瀬・シモリが多い磯、水深の浅いエリア、など使いドコロは多いミノーですね。
地磯などショアでの釣りにおすすめ、ヒラスズキ狙いのルアー3選
以降は地磯など、ショアでの釣りを前提に、おすすめのヒラスズキ狙いのルアーをご紹介させていただきます。
別段、上述した沖磯でも使えるルアーでも問題はありません。しかしこの項でおすすめするルアーは小型のヒラスズキや青物、その他の魚種も狙えるモノ。
分けて考えた方が使い勝手がも良いでしょうし、マルスズキやヒラメ、マゴチ、チヌ・キビレなんかも狙える為、そういう釣りを行う方には特におすすめです。
小型ながら圧倒的な飛距離…ショアでのヒラスズキ狙いに、アイマ ヨイチ 99 バリスタ
- 『ヨイチ』の名にふさわしい圧倒的な飛距離
- スローリトリーブでもきちんとアクション
- 100mm以下の小型で、あらゆる魚種に使いやすい
100mmという小型でありながら、36gも重量があるヘビーウェイトのシンキングペンシルです。
しかしそのサイズ感からは想像できない、圧倒的な飛距離が特筆すべき点でしょう。それなりのタックルを準備し、適切なキャスティングを行えば、直線距離で70~80m程度は飛ばせます。
またスローリトリーブにて、弱った小魚の如くヨタヨタとナチュラルに泳ぎ「磯際、シモリ際でルアーを魚にじっくりと見せて食わしたい…」みたいなケースに重宝します。
もしくは魚がスレている様な場所、にて使用するのも良いかもしれませんね。
そして100mm以下と小型のルアーなので様々な魚種、サイズを狙う場合、と汎用性が高いのもメリットでしょう。
注意点として、このルアーは貫通ワイヤータイプのモノではありません。この点だけは留意してください。
アクションが秀逸…ショアのヒラスズキを惑わす、ジャクソン アスリート 12SSP
- 強風下でも安定した飛行姿勢と飛距離
- スローリトリーブでもファーストリトリーブでも使える汎用性
- リップレスながら、しかっりとしたアクション
「沖磯でのヒラスズキ狙いのルアー」として上述したジャクソン アスリート 14SSPのダウンサイズモデルがコチラ。
14SSP同様、安定した飛行姿勢を保ち、飛距離もなかなかのモノです。飛距離に着目するのであれば、上述したヨイチ 99 バリスタorジャクソン アスリート 12SSP、この2択だと思います。
そしてゆっくりとしたただ巻き、早巻き、どちらでも使用できますし、潮の速い地磯などでもキチンとアクションするので「非常に使いやすいルアー」と言えるでしょう。
いちおう注意点として、12SSPは14SSPとは異なり、貫通ワイヤータイプではありません。なのでショアであっても、ヒラマサやカンパチが回遊する場合は14SSP、もしくはこの後に記すルアーなどを使用するのがおすすめです。
貫通ワイヤータイプで地磯での釣りにも最適…ジーク FFペンシル
- 安定した飛行姿勢と飛距離
- 水平姿勢でフォールしながらもパタパタと強烈アピール
- 浮き上がりにくく特定のレンジを攻めやすい
こちらのルアーの特徴はなんと言ってもフォール、だと思います。水平に沈みながら「パタパタッ」といったカンジで左右に振れながらアピールをするのです。
この「フォールで喰わす!」というのを意識して磯際なんかを攻めると、思わぬ釣果に巡り合えるかもしれません。
そしてシンキングペンシルにしては早巻きをしても浮き上がりにくく、特定のレンジを攻めたい場合に使いやすいのも良い点ですね。
また、私は40g/110mmをショア用として使用しているのですが、30g/95mm、50g/125mmもラインナップされており、しかも全てのサイズが貫通ワイヤータイプです。
場合によっては他のサイズを使用するのも良いでしょうし、沖磯で「大型ルアーにはまったく反応しない…」みたいなケースに使ってみる、というのも良いかもしれません。
ヒラスズキ狙いにおすすめのルアーは何?沖磯釣り師の一軍ルアー3選、さいごに
この度はヒラスズキ狙いのルアーについて、沖磯をこよなく愛する私が思う「一軍ルアー、最強のルアー」についてをお伝えさせていただきました。
有名なメーカーの、良く知れたルアーもラインナップしていますが、あまり『ヒラスズキ用』とは謳われていなかったりする製品もあるかと思います。
様々なルアーを自ら試し、試行錯誤していくのが一番良いとは思いますが…これから『ヒラスズキを狙ってみたい!』と考えている方や『ヒラスズキ専用』などと銘打たれて販売されている物は少ないので、ルアーの選択に迷っていた方は参考にしてみてください。
そしてヒラスズキの圧巻の力強さ、風景とは一線を画す美しさ、またその芳醇な美味を、味わっていただければ嬉しい限りです。
また沖磯で使用する際には、シングルフックへの変更や使用するスプリットリングについても考える事があるかと思いますので▼コチラの記事▼もご参考に!
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