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ダイビングペンシルにシングルフックってどうなの?メリットやデメリット

single hook ライン・フック

お世話になっております、ロックショアプラッガーのおりこみです。

大物狙い、もしくはヒラマサ狙いのアングラーの方であれば、

『ダイビングペンシルにシングルフックがおすすめ!』『大物狙いにはシングルフック!』

こんな話を耳にしたり、この文言を目にしたり、した事があるのでしょうか?そして…

こみおり
こみおり

ダイペンにシングルフックってどうなの?

ほんとうに良いの?

こうお考えなのではないでしょうか?

そんなあなたに向け、ダイビングペンシルにシングルフックを使用する際の

メリットデメリット

シングルフックの選び方

セッティングの際のちょっとしたコツ

こんな内容をお伝えします。

私も頻繁にシングルフックを使用するのですが、必ずしも良い、というわけではありませんし当然に悪い点・デメリットもあると思っています。

そのあたりも踏まえ、あなたのフック選択の参考に、大物と安心して相対する事ができるよう、記しますのでご参考に!

ダイビングペンシルにシングルフックを使用、メリットとデメリット

compare hooks

上述したとおり、私はよくシングルフックを使用するのですが当然にメリット、デメリットが存在し、メリットが大きいと感じているからこそ採用しています。

まずはシングルフックのメリット、デメリットについて、これはトレブルフックと比較して、という点になります、コレを考えてみましょう。

青物用ダイビングペンシルにシングルフックを使用するメリット

青物狙いにシングルフックを使用するメリットは4点。

メリット
  • 青物に食わせやすく、掛けやすい
  • 確実にフッキング
  • 魚をバラシにくい
  • ルアーが傷つきにくい

どういうことなのか、もう少し詳しくご説明していきます。

魚に食わせやすく、掛けやすい

シングルフックは大型のモノであっても魚が吸い込みやすく、食わせやすくなります。そして口の内部から掛ける事ができるのです。

ブリ系の魚や小型のカンパチがチェイエスしてくるが食い切らない、スレ掛かりが多い、なんて時に試してみると良いでしょう。

確実にフッキング

針が1本しかなくフッキングの力が集中、またフックの角度としても力が掛かりやすくなります。

ゆえに大型の魚、アゴの硬い魚であっても貫通させやすく確実にフッキングすることが可能。

せっかくバイトしてきた魚、確実に掛けるために重要な点と言えるでしょう。

魚をバラシにくい

スロート(ベンドの底部から針先までの長さ)が長く、貫通させてしまえば魚をバラシにくくなります。

またシングルフックは径が太く、また貫通させやすくベンドに魚の負荷がかかることも影響するのですが、フックを伸ばされにくくなります。

大物狙いのアングラーの方であれば経験したことがあるのではないでしょうか?フックが伸び、バレてしまった苦い経験が…そんな悔しい思いをする可能性が少なくなりますよ。

やっとの思いで掛けた魚、自身の記録魚となるかもしれない獲物、バラシてしまうなどもっての他ですよね。

ルアーが傷つきにくい

フックサークル、トレブルフックを使用しているとできてしまうルアーのキズ…結構イヤですよね?

トップコートや塗装が剥がれてしまい、素地にもダメージを負います。

シングルフックであればかなり軽減できるので、この悩みからも解放されるでしょう。

ヒラマサ狙いのトップゲームにシングルフックを使用する事について

この記事に関しては余談かもしれませんが、ヒラマサ狙いのアングラーの方もいらっしゃるかもしれません。ですのでこの点に関しても触れておきます。

ヒラマサがどのようにベイトを捕食しているか、をご存知でしょうか?

ヒラマサを釣り上げた事がある方、もしくは仕留めたヒラマサを捌いて美味しく料理にした事があるアングラーの方、であればご存知でしょう。

ヒラマサのベイトの捕食の方法は、ブリやカンパチとは異なります。ベイトを追いかけ、後方から捕食する、という訳ではありません。

カンパチに関しては似たようなケース、もあったりしますが…

ヒラマサは磯・ハエ、沈み瀬などの周りを回遊しつつ、そこに現れたベイトを下から、もしくは側面から捕食します。

横方向から捕食する、という訳です。仕留めたヒラマサの胃の中から、折れ曲がったシイラなどが出てきた経験のある方であればご理解いただけるのでは?

なのでヒラマサ狙いであれば、ベリーアイに装着するフックに重点を置き、そのフックをシングルフックにする事、がキャッチ率にも繋がる、という訳です。

小型のブリ系の魚やカンパチのバイトを避けるために、リアフックを大型のトレブルにする、というのが有効なのもこれが理由。

ダイビングペンシルにシングルフックを使用するデメリット

デメリット
  • フッキング率が下がる
  • ルアーが浮き上がりやすくなる

実はデメリットもありますのでお伝えしておきます。

フッキング率が下がる

フックポイント・針先が1本になるのでフッキング率が1/3になってしまうという点。

一般的にこの点があげらる事が多いと思うので記していますが、私の考えは少し違います。

上述したメリットの項で述べていますが「シングルフックは魚が吸い込みやすく、食わせやすい、掛けやすい」フックなのです。

なので針先の数だけを勘案し『フッキング率が1/3』というのは少し違うのではないでしょうか?

魚が食い切らないような大型プラグを使用する場合でも、シングルフックを使用すればキチンと吸い込ませ口の内部からフッキングする事ができますし、チェイスがあるが食い切らないなんて場合もシングルフックに変更するだけで掛けれた、という経験もしているのが理由。

そしてメリットの項で記した「魚のアゴを貫通させやすい」「魚をバラシにくい」点も考えれば、仮にフッキング率が低かったとしても、魚を確実に釣り上げることができる可能性はシングルフックのほうが高いのではないだろうか?と私は思っているのです。

ルアーが浮き上がりやすくなる

針先が1/3の数になり表面積が少なくなります。ゆえに水の抵抗を受けにくくなりルアーが浮き上がりやすくなり、水面から飛び出してしまうことが多くなってしまいます。

特に荒れた日の沖磯ではダイビングペンシルが扱いづらく感じてしまうかもしれません。

しかしスプリットリングを大きくする(重くする)、もしくは重いフックを使用する事で改善する場合もあります。

シングルフックとトレブルフックを比較

シングルトレブル
フックの貫通力  ◎   △
バラシにくさ  ◎  △
食わせやすさ・掛けやすさ  ◎  △
ルアーへのダメージ少  〇  ×
フッキング率  〇  ◎
ルアーの飛び出し  △  ◎

「絶対にこうだ」という訳ではありません。シングルフックとトレブルフックの違いをイメージしやすくなれば、と表にしてみたものです。

ダイビングペンシル用シングルフックのセッティング・向き、選び方、使い方

how to use a single hook

シングルフックの選び方、使い方、についてもご説明させていただきます。

また私の場合は上画像のような、縦アイ仕様のシングルフックを使用。

縦アイのシングルフックについては▼コチラの記事▼をご参考に!

シングルフックのセッティング、選び方

メーカーは各社、推奨フックサイズを表記してくれています、ルアーメーカーによってはこのフックメーカーのこの銘柄、このサイズ、と詳しくアナウンスしてくれている場合も。

ダイビングペンシルなどの青物用プラグであれば、トレブルならこのサイズ、シングルならこのサイズ、と表記しているメーカーもあります。

もしトレブルフックのサイズだけしかアナウンスがない場合には、同等重量のシングルフックを選択すれば間違いありません。

そしてダイビングペンシルであれば、ほとんどがフローティングのルアーになるでしょう。

軽すぎるフックを使用すると、うまく泳がない・ダイブしない、すぐに海面から飛び出す、といったトラブルに陥る可能性があります。

重すぎるフックを使用すると、うまく浮き上がらない、フローティングでなくなる、といったトラブルを招く可能性がありえます。

フックの重量、には気をつけておきましょう。

微妙な重量差はスプリットリングの重さで調整するか、この後の項でお話しさせていただく、シングルフックのオモリチューンにて調整してください。

シングルフックのセッティング、使い方、向きについて

画像を見てもらえばおわかりになると思いますが、赤矢印のような使い方、向きがおすすめ。

私の場合はこの画像の方向にて使用しており、使いやすいかと思います。

split ring pliers

また大型、太軸のシングルフックを使用するのであれば当然スプリットリングも大きくなり、大型スプリットリング対応のプライヤーが必要。

シマノのオフショア用品、パワープライヤーなどが良いと思います。

シングルフックのオモリチューン

シングルフック、を使用する訳なので当然に針は1本です。

フックの大きさが同程度のトレブルフックとシングルフックを比べた場合、シングルフックのほうが重量が軽くなるのは当たり前の事。

メーカー推奨のトレブルフックと同等重量のシングルフックを選定した場合、重い=大きなフックが必要なため『ルアーに対して大きすぎる』もしくは『こんな大きなフックで魚が吸い込めるの?』と感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

ヒラマサやブリ、カンパチなどの青物は40~50cm程度の小型であっても口は大きく、カルティバ・ブループラッガーの5/0や6/0サイズのフックであっても簡単に吸い込み、口の中から掛けれます。

コチラの記事▼で、大型ルアーでシングルフックを用いて、小型のハマチやカンパチを釣り上げているのでご参考に!

あまり気にする必要はないとは思いますが『どうしても気になる』という方にはオモリチューンがおススメ、板オモリやチューニングシンカーを使用し重量を調整する、という方法です。

方法は画像の赤矢印を見ればおわかりになるでしょう。

使いたいサイズのフックに板オモリorチューニングシンカーを巻き、メーカーの推奨フックサイズと同等の重量に調整、瞬間接着剤で固定、コレだけです。

重量違いのモノを複数個つくっておけば、風や波が荒いラフコンディションの際などに重めのフックで海面から飛び出しにくくする、なんてこともできるので良いかもしれません。

ダイビングペンシルにシングルフックを使用、さいごに

もしかしたらあなたの生涯における記録魚となるかもしれない獲物を、

  • 食わせやすく、掛けやすく
  • 確実にフッキングでき
  • バラシにくい
  • しかもルアーが傷つきにくい

シングルフック、試してみてはいかがでしょう?

あなたに夢の大物を手にし歓喜の雄叫びをあげる未来、が訪れることを祈っております。

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また針先・フックポイントを常に鋭く保っておく事も重要です。

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