お世話になっております。変わったルアーなどを見かけると…試さずにはいられない、おりこみです。
Amazonや楽天市場なんかを眺めていると『おすすめ商品』的に表示され、何だか気になる激安ルアー…
オルルド釣具、目にした事がある方は多いのではないでしょうか?
6本や12本セットで数千円、というありえない低価格…
このルアーってどうなの?
本当に使えるの??
こう思っているのではないでしょうか?
今回はオルルド釣具のヘビーシンキングミノーを購入、実際に使用してみて…
飛距離やキャスティング性能、アクション、魚からの反応
良い点や悪い点
コスパはどうなのか?
このあたりを考え、お伝えしようと思います。
- オルルド釣具のルアーが気になっていた
- 安いが…本当に使えるのか?
- 実際に使用した率直な感想、評判が知りたい
こんな風に思っていた方、は参考になるかもしれません。
オルルド釣具について
『オルルド』もしくは『オルルド釣具』というのはブランド名で、兵庫県のSIB株式会社という釣具、アウトドア関連製品、雑貨などを通信販売する会社が運営するブランドのひとつになります。
他にも『UlTiMa・アルテマ』という釣具のブランドも展開していたり、シマノやダイワの製品も販売していたりするようです。
そしてAmazonや楽天市場だけではなく『Fishing Japan』という直営のネットショップでも購入する事が可能。
そして公式HPにて以下のようなアナウンスがされています。『お手頃な価格』を売りにしているメーカー、と言って良いでしょう。
(前略)
「オルルド釣具」や「アルテマ」などを展開する「フィッシングジャパン」の直営店。フィッシング・アウトドアのネットショップです。高品質なアイテムをお手頃な価格、送料無料でお届けします。(代引き配送と一部大型商品を除く)
出典:Fishing Japan
オルルド釣具のヘビーシンキングミノー
私が購入したのは⇑コチラ⇑の『ヘビーシンキングミノーB』という商品の『Aセット』というカラーラインナップの6本セットです。
- ホログラムレッドヘッド
- ブルピンイワシ
- チャートバックホワイト
- コットンキャンディー
- イナッコ(ボラ)
- アカキン
こんなカンジのカラーがセットになっています。
コチラのお値段なのですが…約2000円です。1本あたりに換算すると約330円…
有名メーカーやブランドの同じような製品であれば、1本で2000円ぐらいはしそうなモノです。「破格」といって差し支えない値段でしょう。
オルルド釣具のヘビーシンキングミノーを使用してみてのインプレ
私は渡船を利用して渡る沖磯での釣り・ロックショアに情熱を傾けているのですが、このオルルド釣具のルアーに関してはショアでの釣り…
堤防や地磯、サーフでの小型青物やヒラスズキに使えるかな?
こんな考えで導入したのです。そして実際に地磯にて投げ倒してきたので、その結果やインプレ、正直な感想や評価をお伝えさせていただきます。
オルルド釣具のヘビーシンキングミノーの飛距離、飛行姿勢の安定性
『38gのヘビーシンキングミノー』という事で「それなりに飛距離は出そうなモノ…」と思っていたのですが、まあそれなりです。有名メーカーなどの同程度の重量のモノとさほど差はないでしょう。
ただし、飛行姿勢はあまり安定していません。少し風が吹いているだけでバタバタと煽られたり、回転したり、急に失速してしまう事も多かったですね。
ちょっと使いずらいかも…
正直、こんな感想です。しかし無風、もしくは風の弱いの日であれば、ストレスなく使用できるかと思います。
オルルド釣具のヘビーシンキングミノーのアクション
リップ有りのミノーなので、ただ巻きでもテールを振るようなカンジでブリブリと良く動きます。
私が想像していたよりも良いカンジにアクションするので、この点は良かったですね。
『シンキングペンシルよりもシンキングミノーを使いたい』『ただ巻きで使いやすいミノーが欲しい』なんて方は良いと思います。
オルルド釣具のヘビーシンキングミノー、魚からの反応・釣果
今のトコロ、私はオルルド釣具のヘビーシンキングミノーにて釣果をあげられていません。
試し投げを地磯にて行い、同日に別メーカーのシンキングミノーではヒラスズキが釣れているのですが…
ただコレはたまたま、タイミングの問題かと思います。
アクションも悪くはなく、キチンと泳ぐルアーなので「オルルド釣具のヘビーシンキングミノーだから釣れなかった」という事ではないでしょう。
私が他のシンキングミノーに浮気をしてしまった時に限って、ヒラスズキがバイトしてしまった…のだと思われます。当日は風が強く、キャストし辛かったので交換してしまった、という訳ではありますが。
しかしもしオルルド釣具のヘビーシンキングミノーをひたすら投げ続けていたら、釣果をあげられていたかもしれないですね。
オルルド釣具のヘビーシンキングミノーの良い点、悪い点、まとめ
オルルド釣具のヘビーシンキングミノーの良い点
安い!…この1点に尽きるかと思います。6本で2000円前後、1本あたり300円強というお値段ですからね。
安い割には意外とアクションもシッカリとするし「コスパは悪くないかな?」と思ってしまいます。
これから釣りをはじめようという方、釣り初心者の方、なんかには良いかもしれません。ただし、以下の私が感じた悪い点も知っておいた上で使用するのが良いと思います。
オルルド釣具のヘビーシンキングミノーの悪い点
- 塗装・コーティングが脆弱
- フック、スプリットリングが細い
- 強度が弱い
私が気になったのはこの3点です。
塗装・コーティングが脆弱
塗装、というかコーティング・トップコートが非常に脆いです。
私は磯で使用する事が多いので「仕方がない…」と言えばそれまでですが、そもそもトップコートされているかどうかも怪しいぐらい弱いと思います。
使用する前にコーティングしておけば良かった…
と、ちょっと後悔しています。これから使用する方はウレタン、セルロース、エポキシでも、なんでも良いのでトップコーティングを施してから使用する事をおすすめします。
フック、スプリットリングが細い
用途、狙う魚、によっては問題ないかもしれません。
私の使用したいシュチュエーション「地磯などからの小型青物やヒラスズキ狙い」を想定するのであればスプリットリングは小型で細く、またフックも細軸すぎます。
上画像の黄色矢印の様に、フックは簡単に曲がりますし折れます。私の様な用途を想定している場合、あらかじめ交換しておくのがおすすめですね。
強度が弱い
上画像の赤矢印の部分を見ていただければ、リップが折れているのが確認できるかと思います。2本とも同じ箇所で折れていますが、磯or岩などにリップが触れた際に破損してしまったのでしょう。
1回の釣行でこの結果では、磯での使用や小型であっても青物、ヒラスズキ狙いの釣行には「使えない」と考えてしまっても仕方がない強度だと思います。
ちなみにですが、リップが折れてもこのルアーは使えなくはないです。アクションはおとなしくなり、弱々しくテールを振って泳ぐリップレスシンキングミノーの様な動きをします。
しかし破損したまま使用するのではなく、接着剤でフロントアイ部を補強をする、などの処置は必要でしょう。
加えてこのルアーは貫通ワイヤータイプではありません。コレだけ樹脂パーツが弱いとなると、少し考えモノかもしれませんね。
ですが圧倒的な安さを鑑みれば、しかたがない事とも言えるでしょう。私は今後、ヒラメやマゴチ狙いのルアーとして使用しようと考えています。
用途に関しては一考すべきだと思いますし、私が当初想定していた用途にはあまり合っていなかったかもしれません。
しかし釣り初心者の方、ロストを恐れずヘビーシンキングペンシルを使いたい方、などにはおすすめです。1本2000円超のルアーをロストした時の精神的なダメージは大きいですし。
オルルド釣具のヘビーシンキングミノーを使ってみてインプレ、さいごに
今回は激安ルアー、オルルド釣具のヘビーシンキングミノーについてをお話しさせていただきました。
用途、狙う魚やシュチュエーション、に関しては良く考えて使用するべきだとは思いますが、おもしろいメーカー、そしてルアーだと思います。
こういうメーカーが増えてくると「大手メーカーのルアーも安くなるんだろうか…」なんて事も考えてみたりと、私は楽しんで検証する事ができました。
たまにはこういう事をやってみるのも釣りの楽しみだとも思います。ルアーフィッシングが好きな方は参考にしてみてください。
さいごに、私が「次に試してみよう…」と検討しているのは⇓コチラ⇓のヘビーシンキングペンシルです。
もしくはその他のヘビーシンキングペンシル、ヒラスズキ用のルアー、などをご検討中の場合は▼コチラの記事▼などもご参考に!
コメント