レベルワインダーの無いリールって…
どうやってやるのコレ?
ラインを巻き取るの難しい…
この点について、お悩みでしょうか?
お世話になっております、ロックショアベイトアングラーのおりこみです。
オフショアジギングリールの大型機種や、私が沖磯・ロックショアでのキャスティングゲームにおいて使用している、AVETアベット レバードラグリール、ダイワ キャタリナ 15Hなどにはレベルワインダー・レベルワインドは搭載されておりません。
レベルワインダー無しのリールを初めて使う方、はお困りでしょう。
これから導入しようとご検討中の方、はこの点が気になって踏み出せないでいるのでしょうか?
そんなあなたに向けて、この記事では、
なぜレベルワインダーが無いのか?そのメリット
レベルワインダー無しのリールでのラインの巻き方
キャスティングゲームでのハンドレベルワインド
これらについて、をお伝えします。
かつてはオフショアジギングにもハマり、現在はロックショアでのキャスティングゲーム・ロックショアプラッキングに傾倒し、AVETアベット レバードラグリールにてハンドレベルワインドを行うことを己が業とした私「おりこみ」がお伝えしましょう。
レベルワインダーの無いリール・ワインドレス機を使いこなし、未曾有の大物を仕留め、歓喜の雄叫びをあげる、未来のあなたのために記します。
レベルワインダーの無いリールのメリット、なぜないのか?
ロープロ型のベイトリールなどには当たり前のように搭載されているレベルワインダー。
スプールに均一にラインを巻き取り、そしてラインをクロスラップさせながら、勝手に動作してくれる便利な機構。
『なぜないのか?』当然これには理由があり、その理由=メリットなのです、もしくはデメリットを回避するため。
- ラインを守るため
- 軽量化、堅牢性アップ
- 巻糸量のアップ
このあたりが主な理由だと思います。
10kgオーバーの青物、GTやマグロ、あんまり嬉しくないサメ、なんて魚とのやりとりをした事がある方であればお解りでしょう。
強烈な走り、突っ込みによりラインがレベルワインダーへ干渉、摩擦により摩耗、破断してしまう可能性があります。これを防ぐ為、つまりラインブレイクの原因を排除するため、というのが1つ。
または『レベルワインダーが飛ばされた』なんて話を聞いた事はないでしょうか?釣りの最中にリールが破損、釣りができない…なんて悲しすぎますよね。
そしてレベルワインダーという機構がなくなることで、関連するギア類も減る事となり、構造がシンプルになる為、軽量化、そして堅牢性のアップにもつながります。
ギア類が減るので力の損耗が減り、巻上げ力のアップにもつながっているかもしれません。
さらにレベルワインダーが無い事でスプールに多くの糸を巻く事ができるのもメリット、ラインがレベルワインダーに干渉するほどの糸は巻けませんからね。
レベルワインダーのあるリール、ないリールの同じ番手のモノ、を見比べれば簡単におわかりいただけるでしょう。
ワインドレス機でキャスティングをする際のメリット
大物狙いのキャスティングゲームをする際、PE4~6号に100lbクラスのリーダーを使用する場合、に限りますがメリットがあります。
そういう釣りで『ベイトタックルを使いたい!』なんて方自体、ほとんどいらっしゃらないかもしれませんが…
そもそもレベルワインダーの有るリール、ではまともに投げれません。
- レベルワインドの摩擦抵抗でまったく飛距離が出ない
- ノットが引っ掛かりバックラッシュ
レベルワインダーの無いリールであれば上記の様なトラブルがなく、ノットをスプールに巻き込むぐらいのロングリーダーでのキャスティングも可能です。
大物狙い、太いラインを使用するキャスティングゲームで『ベイトタックルを使いたい!』という場合にはワインドレス機も検討してみてください。
レベルワインダーが無いリールの巻き方・ハンドレベルワインド
レベルワインダーが無い訳ですので、リールをただ巻いているだけでレベルワインダーが勝手に、自動でラインを捌いてくれ、平坦にラインが巻けている、なんてことはありません。
何も行わずリーリングをしていれば当然にラインの巻きに偏りができ、リールのフレームに干渉したり、下手をすればフレームとスプールの隙間にラインが挟まって巻けなくなる、何てことも…
またキャスティングを行う場合、異常な偏りができた状態でフルキャストをすると、怖ろしいほどのバックラッシュを起こす危険性があります。
なのでそんなトラブルを防ぎ、快適に釣りを行うためには自分でラインを捌きながら、リーリングを行わなければなりません。
すなわち手動でレベルワインド・ハンドレベルワインドが必要となるのです。
ラインの巻き方・ハンドレベルワインドの方法
ルアーの回収時にフロントグリップ・フォアグリップ側の手で親指の腹をラインに添え、左右に捌きながら、リーリング、コレだけ。
画像の竿はロックショア用のキャスティングロッドなのでこんな位置ですが、オフショア用のジギングロッドであればもっとリールに近い位置で行うケースが多いでしょう。
もしくはリールに手を添え、パーミングしながら行う事が可能な場合も。
使っているリールの大きさや種類、ロッドによって、または手の大きさによって、ドコに手を添えれば良いか、などは異なります。
練習しながら自分の行いやすいポジション、を見つけてください。
コツは…なるべく平坦に巻けるよう、たまには目視で確認するのが良いですかね。
それともう1点、ラインがクロスラップ・斜めに重なるように巻けるよう、大きくハンドレベルワインドを行ってください。
小さく行うのはNG、ラインが平行になるような、密な巻き方をしてしまうと、魚がかかった際にラインが食い込みやすくなり、トラブルの原因になります。指を大きく、左右に動かす事を意識するのが良いでしょう。
ただしこの方法だと『魚が掛かった際にラインが潰れるので良くない』という方もいらっしゃいます。
アングラーの方、もしくはメーカー、によって見解が異なるようですね…プロアングラーの方、またはインストラクターの方などでも双方の意見があるような気がします。
『自分はこっちが良い!』と思える方法を選択してください。
またリールにラインを巻き替える際など、釣具屋さんにお願いするのではなく、自分で行うのも良い練習になります。
やはり「慣れ」が一番だと思います。「これぐらい巻き取った=この程度親指を動かす」というのを体に憶えさせるしかないです。
魚とのファイト中、余裕がないのであれば、タックルを左⇔右と傾けながらリーリングをするという方法もあります、こんな方法も知っておくと良いかも。
私は遊漁船、またはレンタルボートでのジギングや鯛ラバ、にハマっていた頃に「これでもか!」というほど過酷な練習を…というか釣りを楽しんでいたので、意識せずとも普通にできます。
キャスティングゲームでのハンドレベルワインドについて
レベルワインダー無しのリールをキャスティングゲームにて使用する場合、この際のハンドレベルワインドの方法について、ひとつ注意しなければならないことがあります。
メタルジグや100g級のプラグなどを使用するケースであれば、さほど気にする必要はありません。上記で記した方法にて難なくおこなえるでしょう。
しかしながら「50g・60gといった軽量の、トッププラグなどを使用する場合」には上記の方法ではうまくハンドレベルワインドができないケースがあるのです。
引き抵抗・巻き抵抗が少なく、ラインが浮く・遊んでしまう、なんて事があります。綺麗にラインを捌けない・巻けない、という事態が…
こういうケースでは親指だけではなく、親指と人差し指を使ってのハンドレベルワインドが必要となります。
上画像のようにラインをつまみながら、行わなければなりません。
『なんだかめんどくさそうだな…』なんて思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これも慣れれば簡単。
とくに意識せずともできるようになるでしょう。
そして魚を掛けた後、は魚という負荷・抵抗があるので、前述した親指だけのハンドレベルワインドで対応できます。
レベルワインダー無しのリールの巻き方・ハンドレベルワインド、さいごに
今回はレベルワインダー無しのリールでのラインの巻き方・ハンドレベルワインドについて、をお伝えさせていただきました。
繰り返しになりますが「慣れ」が大切だと思います。練習あるのみです。
オフショアでのジギングやロックショアでのキャスティングゲームにおいて、ワインドレス機を導入しようか迷っているのであれば参考にしてください。
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