お世話になっております、ロックショアアングラーのおりこみです。
渡船を利用して渡る沖磯での釣り、において必須の装備であるフローティングベスト(固形式ライフジャケット)、着用していなければ乗船させてもらえませんので、ホントウに必須の装備です。
しかし近年では磯でのルアーゲームに特化したロックショアベスト、などもさまざまなメーカーから販売されており、どれが良いのか迷ってしまいますよね…
そんな様々な製品から、RBB ロックショアベストⅢをご検討中でしょうか?
この記事では、RBB ロックショアベストⅢについて、
2年以上、沖磯釣行にて使用してみてのインプレ・感想
外観、収納
良い点や悪い点
これらについてをお伝えします。
『RBB ロックショアベストⅢが気になっていた』という方や『ロックショア用フローティングベストってどれが良いの?』と迷っている方、は参考にしてみてください。
ロックショアでのルアーゲームが快適に行える、良いアイテムだと思います。
磯使用、双進 RBB ロックショアベストⅢとは?
2019年に『ロックショアベストⅡ』がさらにリニューアルされ発売された、磯でのルアーゲームに特化したフローティングベスト、ロックショアベストです。
製品型番 | カラー | サイズ | 浮力 |
No.8875 | BLK/ブラック or BLK/ホワイト | フリー | 7.5kg |
沖磯でも使えるリバレイ RBB ロックショアベストⅢ、外観と収納
全容はページトップの画像にてご覧になっているかと思います。
BLK/ブラックのカラーのモノなのですが、余計な装飾などはなくシンプルなデザイン。
詳細を見ていきましょう。
右前面ジッパー付きポケットは薄手、リーダーのスプール1つぐらいなら収納可能ですが、私の場合はレスキューホイッスルを収容しています。
左前面ジッパー付きポケットも薄手、小物類の収納などに使用するのも良いかもしれません。
右前面ポケットの内部にプライヤーホルダーが配置されており、大型のモノも収納可能で取り出しもスムーズ、非常に便利です。
左前面メッシュのフロントポケット内にはジグホルダーが配置されているのですが、小型プライヤーの収納なんかにも使えます。
ジグを収納しないのであればフィッシングナイフなどを納めておくのも良いでしょう。ジグを収納すると重いですし…
背面メッシュポケットは釣りの最中、に使用するケースはあまりないかもしれません。
ロックショアベストを身に着けた状態でこのジッパーの開閉、モノを取り出すというのは実用的ではないかと思います、腕や肩がつりそうになります。
予備のフィッシンググローブを収納、なんて使い方が良いでしょう。
背面メイン収納はルアーケースなどを納める事を想定しているらしく、なかなかの収納力があります。
私はルアーケースを身に着けると重くなり動きづらくなるので、フィッシュグリップとフックやスプリットリングなどを納める小物用ケースを収納。
また画像のとおり、ダブルジッパーにて大きく開く構造になっています。
実釣中においては自分の右手側、側面側あたりで開閉すると、収納物を落下させずに出し入れができ、便利です。
RBB ロックショアベストⅢの良い点、悪い点
RBB ロックショアベストⅢの良い点
私はRBBロックショアベストⅢを導入するまでは、フカセ釣りの際は磯釣り用のフローティングベスト、ルアー釣りの際はルアーゲームベスト、と使い分けていました。
磯釣り用フローティングベストやルアーゲームベスト、その前面ポケットの収納力は魅力です。しかし足元の視認性を阻害します。
弾けた潮に濡れ滑りやすく、足場の悪い磯上で足元の視認性は非常に重要!なぜなら転倒や落水のリスクに関わるからです。
渡礁する際、魚とのやりとりの最中の移動、ランディング、沖磯では常に自分の足元に注意を払いながら行動しなければなりません。
大型のフロントポケットを設けず、スリムに設計されたこのロックショアベストを初めて装着した際、足元の視認性の良さに「こんなに違うものなのか!?」と驚いたものです。
実際に着用して足元を見ると⇓
視界にはほぼ入らない、それぐらい薄手で足元の視認性は良好!
またロッドの操作性も格段に向上します。
ルアーゲームベストではロッドを持ち替える際、ロッドの操作中、前面ポケットに肘やロッドのグリップ、バッドエンドが干渉し、扱いづらく感じることがあったのですが、このRBB ロックショアベストⅢではほとんど気になりません。
そしてヒップバッグの着用を前提とし丈を短めに設計されています。上画像、シマノのロックショアベストと比較すると解かり易いかと。
しかし私はヒップバッグは着用しません…すると、とても動きやすいという事に気付きます。
RBB ロックショアベストⅢは足が上げやすく、大きな岩や磯場を乗り越えるのも楽です。
動きやすい・歩きやすい、というのは足場の悪い沖磯においては非常に大切。魚とのやりとりの最中、有利なポジションへの移動もスムーズに行えます。
RBB ロックショアベストⅢの悪い点
収納力の面では磯釣り用のフローティングベスト、ルアーゲームベストに劣ります。
しかしルアーケースなどをライフジャケットに収納すると非常に重く、動きづらくなりますし、とてつもなく、疲れませんか?
そもそもロックショアベストは磯上での機動力、ロッドの操作性などを重視した設計であり、収納力などを求めるモノではありません。
磯クーラーは収納が充実しているので私はそちらに収納しています。もしくはタックルバッグやバッカンに収納すれば問題はないと思います、沖磯に渡礁するのであれば当然お持ちでしょうし。
またレスキューホイッスルは付属していません。
レスキューホイッスルとは落水時などに音を鳴らし、周りの釣り師や船などに気付いてもらい助けを求めるための笛の事です。登山用品や釣り用品として販売されていて、水に浸かっても音が出せるよう設計されています。
沖磯釣行には必須の装備なので別で購入しなければなりません。そんなに高いモノでもないので、お持ちでなければ準備してください。
そしてもう1点、私の場合ではありますが、気になる点があります。
大型、中型2本のプライヤーを使用するので左前面がメッシュポケットではなく、右前面と同じプライヤーホルダー内蔵のポケットだったらもっと良かったですね…
双進 RBB ロックショアベストⅢ、さいごに
私は現在、沖磯でのルアー釣り、フカセ釣り、地磯や堤防などの釣行の際もすべてこの1着でまかなっています。
「今年の新製品!」なんて見かけると目移りしてしまいますが、当面は使用していくつもりです。
磯でのルアーゲームを考慮したデザイン、スリム化による足元の視認性から得られる安全性、機動力、ロックショアに必要な収納力、あなたの釣りがより快適になることでしょう。
実際に2年以上、使用してみてかなり満足していますし、おすすめできるのがRBB ロックショアベストⅢです。
ロックショア・沖磯での必須装備であるライフジャケットですが、その選択には私もずいぶん悩みました…
すこしでもその選択の参考になれば、と思います。
また安全な釣行の為、確実な着用、そして確実なモノをご使用ください。
▼その他の選択肢も考慮したい場合、はコチラの記事も▼
【追記】2022年、私はロックショアベストを買い替え、シマノ ロックショアベストVF-029Uを使用しています。
▼コチラの記事もご参考に!▼
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