ロックショアの魅力、そしてその美しい情景をみなさまにお伝えする、沖磯写真家のおりこみです。お世話になっております。
この記事のトップ画像は朝焼けの寝床群礁です。
今回はあくまでも、撮影の為に御五神島の沖磯に渡礁し、そのときに撮影した美しい景観などを知って欲しい、と思っていたのですが…
『御五神島の情報が知りたい』とお考えのあなたは、間違いなく沖磯釣り師・ロックショアアングラーの方でしょう。
寒の時期には上物釣り師や底物釣り師でにぎわうエリアであり、しかし実はルアーフィッシングのターゲットも豊富なフィールドでもある御五神…
ロックショアに挑むのであればそのエリアの近況、または個々の磯の名称やどんな場所なのか、どんな魚が狙えるのか、なども知っておく事は釣果にも繋がる重要な情報かと思います。
という事で今回は、
渡船屋の船頭さんから聞いた9月の御五神島の概況
渡礁したヒデサンという磯について、
釣り座、周辺の様子
狙うべきポイント
これらについてをお伝えします。
初めてのエリア、初めて渡礁する磯であっても、事前に情報があれば優位に、より良い素晴らしい釣行・釣果に恵まれるのでは、と思い記事にしました。
近々、もしくは同じ時期に『御五神に釣行に挑もう』とお考えの方、『御五神に行ってみたいけどどんなエリアなの?』とお考えの方はご参考に!
御五神島エリアや渡船屋さん、について
御五神島エリアが初めて、という方もいらっしゃるかもしれませんので御五神島についても簡単にご説明させていただきます。
愛媛県宇和島市に属す無人島であり、日振島の南、竹ケ島の西に位置します。
寝床の〇番と称される磯が連座する、寝床群礁がなんといっても有名ではないでしょうか?
このエリアの渡船屋さんは津島町付近に8軒ほど営業されています。
磯割はくじ引きで決まります。出船する渡船屋さんが海上にて集合、各渡船のお客さんの代表者がくじ引きで渡礁する磯を決めるシステム。
また御五神の沖磯釣行に挑むのであれば知っておくべき、氷やエサの購入、忘れ物の補充も可能な釣具屋、早朝3時から営業している松岡漁具さんはコチラ⇓
御五神島の概況
- 9月中旬
- 中潮 満潮6:00頃
- 日の出6:00頃
- 快晴(風はかなり強い)
- 水温 26.3℃
事前の渡船屋の船頭さんの情報ではまだまだ水温が高く「キツが多い」とのことでした。
実際にこの当日はカゴ釣りにてイサキの釣果をあげている方がいらっしゃり、また私が渡礁した【ヒデサン】の北西に位置する【今治】という磯にてカンパチ(ネイリ)を釣り上げた方がいらっしゃったそうで、まだまだ夏磯、という状況のようです。
御五神島、ヒデサンという磯について詳しく
御五神島本島の南に位置し、5~6人ぐらいは釣りができそうなかなり大きな磯になります。
そして驚いたのは、御五神といえば「川」とも称される激流の釣り場のイメージですが、この磯は本島の南に位置するためか、さほど潮は速くなく、穏やかです。
また周辺は磯際からかなりドン深、10mもキャストすれば4~50mぐらいの水深がありそうな磯でしたね。
私には底物釣り場、の印象があります。
この南側、やや東向きが船着きとなっています。
御五神島、ヒデサン南向き、船着き周辺
上画像のような開けた、平らな場所が広く、荷物を置く場所には困りません。
またどの方面を釣り座にするにしても足場は比較的良い磯です。
タックル1式が置かれているのは前日のロックショアアングラーの忘れ物でしょうか…
まず狙うべきポイント、といえば船着き周辺かと思います。
上画像の撮影時は潮位が下がった状態、足場もよく、釣り座に良さそうではありますが…
潮位が高いとわかりにくいのですが、足元にこういった張り出しがあります。魚を寄せる際には要注意!
御五神島、ヒデサン東向き
東向きにも釣り座を構える事ができます。画像は御五神島本島が写るよう北東向きに撮影しています。
「水道」とは言えませんが、御五神島本島とヒデサンの間、本島に当たった潮が絡み合うのか、複雑な潮の変化が見られ良さそうなポイントです。
しかしこちらの方面も潮位が低いと気になりませんが…
潮位が高い場合、またはうねりが入ると、足元が洗われることになります。
道具を置く場所などは気を付けておくのがよいでしょう。
御五神島、ヒデサン西向き
この画像の左手の岩が足場が良く釣り座とすることができ、西向きで釣りをすることも可能です。
磯を回り込むように先に進むと…
御五神島、ヒデサン北向き
北もしくは北西向きの釣り座、サステ群礁方面、画像の中央の低い磯が【今治】、その奥の三角柱に見えるのが【ピラミッド】です。
この方角が本流の潮が流れ込む可能性があり、良さそうですが…当日は強い北風の風表となり、釣りにはならなさそうでした。
風表は釣りがしづらく嫌う方も多いですが、ベイトが寄せられる可能性も高く、向かい風であってもメタルジグなどを用いこの方角で釣りをできれば良い釣果に恵まれるかもしれません。
またこの磯、【ヒデサン】の北東方面にも釣り座があるのですが、この日は他の釣り人の方が上がっていたため撮影はできていません、ご容赦ください。
御五神島のロックショア!9月の状況とヒデサンという磯、さいごに
今回は私の沖磯写真家としての活動の記録、そして御五神島の絶景をお伝えしました…
まあ、勘の良い方であればお気づきでしょうが、
ホゲ…
もちろんボウズですとも!
1日中150mm~230mmのトッププラグやペンシルを投げ続け、2回ほどバイトがありルアーを確認してみると…
ダツかな…?
しかし私は「これは魚をベイトとしているタイプのヒラマサ、牙の様な鋭い歯をもったヒラマサだ!」と、妄想を膨らませながら1日中、投げ倒しました。
小型のプラグなどを使用するか、メタルジグなども使用すれば釣果のあがる釣行も可能だったかもしれません。大物狙い、もしくはターゲットを絞った、小型を避ける私のようなスタイルはおすすめできませんね。
▼この釣行で使用したタックル類に関してはこちら▼
タックル | おりこみ釣り (orikomizuri.com)
「まだまだ夏磯!」という印象ですが、近々、御五神への渡礁を考えている方はご参考に!
あなたの釣りの参考になれば、と祈っております。
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