人間とは…自身の置かれている環境に期待し、また、そこに至るまでの経緯、費やした労力や費用、に対する対価を求める生き物でしょう。
しかし、私は「沖磯釣り師・ロックショアアングラーはそうであってはいけない」と思っているのです。
荒磯に一羽、悠然と佇むこのウミネコのように、気高くあらねばなりません。
お世話になっております、沖磯写真家のおりこみです。
簡単に言えば「何も釣れなかった」という訳です。しかしながら私は…1日中、己が相棒であるタックルを振り続け、自身の信じるルアーを投げ込み続けてきました。
ですが普通の方にとっては『なにひとつ、魚からの反応がない…』こんな状況など耐え難いモノでしょう…沖磯釣りが嫌いになってしまうかもしれません。
そうならない為には渡礁する磯の特徴、上げ潮釣り場なのか?下げ潮釣り場なのか?どんなターゲットが狙えるのか?
また狙うべきポイント、水深など、様々な事を知っておくのが良いと思います。
しかし愛媛県、日振島の沖磯エリアの磯・ハエは大小さまざま、名もなきモノも含めれば数百は存在しています。
なのでこの記事では、日振島の3番について
釣り座、周辺の様子
狙うべきポイント
上げ潮・下げ潮時、それぞれの潮の動き
こんな内容をお伝えします。
初めての磯・ハエに渡礁する事になっても、事前に知識があれば適切にポイントを見極め、より良い釣行、素晴らしい釣果を得られる可能性は高くなる、と思います。
また日振島エリア、について詳しくはフカセ釣りだけじゃない…日振島でロックショア、ハマチトップゲーム!、の記事に記していますので参考にしてみてください。
日振島、3番の磯・ハエについて
日振島の東に位置する横島の南西端に位置し、日振島と横島の間の海峡・早磯の瀬戸を臨むハエが日振の3番。
ちなみに3番の北西に位置する小さいハエ、が日振の4番です。
日振の3番、北向き
目前にいくつかの小磯、シモリが確認できるかと思います。これらは潮位が高いと完全に水没してしまう場合、があるのでこの方向に釣り座を構えるのであれば注意が必要。
画像では確認できませんが、もっと手前にもシモリがあります。
満ち潮時はこの方角は引かれ潮となり、左奥方向に潮が流れ、引き潮時は左から潮が入ってくるような流れになります。
引き潮時の方が良さそう…な雰囲気ではないでしょうか?
画像でいう左方向にキャストし、潮の流れに乗せルアーを引いてくるのが良い…ような気がします。
またシモリ・沈み瀬が多いので、ヒラスズキ、根魚狙いなんかも良い…のかもしれませんね。
日振の3番、東向き
横島向き、の水道の様子。結構シモリが入っています。
画像にもうっすら映っていたり、頂上が海面から飛び出していたり、するのが確認できるのではないでしょうか?
満ち潮時は若干当て潮、引き潮時は左から右に流れるような潮になります。
満ち潮時は画像でいう右方向にキャストしルアーを引いてくる、のが良さそう…な気がするのですが、引き潮時はちょっと狙いにくい方角かもしれません。
この向きもシモリが多く、潮の上げ、下げに関わらずヒラスズキや根魚狙いなどが良い…のではないでしょうか?
日振の3番、南向き
真南向き、中央に見える島は五御神島本島、その左手に見えるいくつかの磯が連座するのが寝床群礁、本島の右手に見えるのがサステ群礁です。
この方面は少しキャストすれば20mほどの水深があり、さらに遠方であればさらに深い、といったカンジ。
満ち潮時は画像でいう左から右に潮が流れ、下げ潮時は逆方向へ流れます。
やや南東向きの様子。満ち潮時はこの方角へキャストし、このハエに向かってルアーを引いてくるのが良い…ような雰囲気です。
もしくは画像の左端に見切れている小磯の周辺など、を狙うのもあり…かもしれません。
やや南西向き、下げ潮時はこの方角へのキャストが有望…そうな気がします。
真南向きでいう右から左へ流れる沖の潮、そしてこの画像でいう右方向の海峡・早磯の瀬戸の激流が複雑に絡み合い、非常に変化のある方向だからです。
手前側だけ潮が逆に流れる、なんて事もあるので難しいポイントとも言えるでしょう。
日振の3番、西向き
正面に見えるのが日振島、そしてこの海峡が早磯の瀬戸、その名の通り激流が流れます。
また右手前の小さな磯も渡礁する事ができるハエ、日振の4番です。
満ち潮時は画像の右から左へ、下げ潮時は逆方法へ流れます。
この方角はなかなかに釣りが難しい、と言って良いでしょう。潮が速すぎてなかなか思うとおりにルアーを通す事はできません。
潮が緩んだ際に4番の周辺・磯際などを狙ってキャストするのが良い…ような気がします。
日振島の3番という磯、釣り座や周辺の様子、さいごに
今回は日振島の3番という磯・ハエについてを詳しく、お伝えさせていただきました。
いちおう言っておきますが、この磯・ハエは別に悪い場所ではありません。私は過去にも渡礁した事があり、釣果も上げているのです。
ですが『沖磯行ったら何か釣れるだろ~』みたいな安易な考えは良くありません…自然相手、魚相手が釣りです、こういう結果はままある事なのです。そういった注意喚起の意味でも、記させていただきました。
ただの1尾の、魚も釣っていない、外道すらも釣れていない…こんな私の記事が参考になるかどうかはわかりません…
ですがもし渡礁する機会があれば、参考にしてみてください。
またこの記事を記しながら「今までのボウズ釣行やフカセ釣りでの釣行でも、磯の写真を撮っておいて…日振の全磯紹介!みたいなのをやればよかった…」と今さらながら後悔してしまいました。
時間ができて機会があれば、記事にするかも…しれません。
日振島エリア、他の磯・ハエの情報も知りたい方はコチラ⇓、日振の沖磯釣行にいそしむ方であれば、すでにお持ちでしょう…日振の沖磯釣り師・ロックショアアングラーのバイブル⇓
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