ロックショアでのルアーローテーション、青物を効率的に誘いだそう!

lures and fish 沖磯
こみおり
こみおり

ルアーローテーションの基本がわからない…

青物狙いではどんなやり方が良いの??

こんな風に考えた事はないでしょうか?

お世話になっております。ロックショア・沖磯でのルアーゲームに傾倒し早10余年…おりこみです。

最近になって青物狙いのプラッキング、に興味を持った知人に釣具屋で上記のような質問をされる機会がありました。

  • 青物狙いのルアーゲームに初めて挑戦する方
  • ショアジギングからプラッキングに興味を持った方

こういう方は「ロックショアでのルアーローテーション」もしくは「青物釣りのルアーローテーション」についてお悩みなのではないでしょうか?

この記事では、ロックショアでのルアーローテーションについて、

青物釣りにおける基本的なやり方タイミング

カラーにおけるローテーション

このあたりをお話しさせていただきます。ロックショアでのルアーローテーションについて、1つの参考例としてください。

他魚種も含め、長く釣りをされている方であればご存知の方も多いと思います。

ですが「改めて考えてみる」というのは自身の釣りに対する見識を深める事にも繋がりますし、おもしろいものです。

独自の考え方・価値観によりその方法論などは異なるケースもあるでしょう。ご自身のルアーローテーションのやり方と比較して、色々と試行錯誤してみてください。

もしかすると、さらなる釣果に繋がるかもしれませんよ。

ロックショアでのルアーローテーション、青物狙いの基本

まずはルアーローテーションの基本、についてなのですが、釣り・ルアーフィッシングを嗜む方であればご存知の方も多いでしょう。ですので簡単に…

青物などの全層を回遊する可能性のある魚を狙うのであれば、

  • トップ・表層、⇓
  • 水面直下、⇓
  • 中層、⇓
  • ボトム・深層

といったカンジで、浅いタナから攻めていくのが基本です。高活性の魚は表層を意識していたり、表層付近を回遊しているケースも多いですからね。

加えて釣人からの距離が近くなりますので、アングラー側が有利になりやすい訳でもあります。獲りやすい魚から狙いましょう。

また地域にもよるかもしれませんが、渡船を利用し沖磯へ渡る場合、渡船屋さんは夜明け前に瀬渡しをしてくれます。おそらくこれは朝マズメの時間帯、をお客さんに最大限に生かしてもらう為、ではないでしょうか。

この時間帯は夜行性のプランクトンがまだ活動しており、かつ昼行性のプランクトンが活動を始める時間でもあります。

当然に魚の活性は最高潮に上がるのです。青物などのフィッシュイーターも、プランクトンを捕食するベイトの活性が上がる為、同じく高活性が期待できるという訳ですね。

余談にはなりますが、沖磯釣行の場合、朝マズメの時間帯にトップウォータープラグでまったく魚からの反応が得られなかった場合…

おりこみ
おりこみ

青物回ってない??

今日はヤバいかも…

こう考えても良いかもしれません。

水深のある独立磯などでも、その瀬周りがベイトの溜まり場になっている、なんてケースもあります。

なので朝マズメにトップウォーターで反応がない、という状況はその他の要因、例えば潮回りや時期の影響により『青物は回っていないor活性は低い』と考えて良いでしょう。

思い切ってヒラスズキ狙いや根魚狙いに切り替える、というのが良いと思います。状況の変化を待つか、瀬替わりをする、のも有りかもしれません。

青物はいつ回遊してくるかもわからないですからね…「昼過ぎにいきなりトップに出た」「潮が替わったタイミングで急にボイルしだした」なんて事も良くあります。

またルアーのサイズは大⇒小、が基本です。まずは大型プラグで最大限にアピールし魚を寄せ、それで反応がなければ小型ルアーを使用しましょう。

ロックショアでルアーローテーションを行うタイミング

基本的にはキャストできる範囲に2周投げ、魚からの反応・バイトやチェイス、がなければローテーションしても良いと思います。

特に朝マズメなどの高活性が期待できる絶好の時間帯、は積極的にルアーローテーションを行うのが良いのではないでしょうか。

しかしタイミングに関しては「青物」と言っても、ヒラマサ狙いの場合、カンパチ狙いの場合、ブリ狙いの場合、とでは異なると私は考えています。状況によって違う、というケースもあるでしょう。

ヒラマサ狙いの場合

ヒラマサを狙う方であればご存知でしょうが、回遊魚である青物にしては異常なほど「根」に執着する魚です。障害物の多い場所を好む事が多いですし、掛けた後は磯へ突っ込む事も恐れません。

根に着いている、というよりは磯であったり沈み瀬・シモリなどを餌場とし、その付近を周回するように回遊しているのだと思われます。

加えて非常に偏食な魚です。個体により異なりますが、イカしか食べない、特定の魚しか捕食しない、みたいなケースが多いですよね。

こういう魚なので、ポイントとなる磯際や小磯周辺、沈み瀬まわり、をひととおり打った後はすぐさまルアーローテーションして良いでしょう。

磯などに着いているヒラマサが居た場合、ルアーを捕食対象として捉えていないorレンジが合っていない、可能性が高いですからね。

もしくは水深が浅いエリアでポッパーを使用し反応がなければ、ヒラマサがいないor低活性、場合によっては警戒されているorルアーを見切られている、と考える事もできます。

カンパチ狙いの場合

カンパチもヒラマサと同じく、磯や沈み瀬に着きやすい魚と言えるでしょう。

ですがヒラマサよりも水深の深いレンジ、を回遊するケースも多いです。しかし高活性時はオープンエリアの表層を回遊し積極的にベイトを追う、なんて事もあるんですよね…

なのでルアーローテーションに関してはヒラマサ狙いの場合と同じく、ひととおりポイントを打ったら交換、と考えて良いと思います。

特にレンジ・水深を意識しローテーションしていく、と良い結果をもたらすのではないでしょうか。

ブリ狙いの場合

小型のハマチやヤズなども含めブリ系の魚は「まさに回遊魚」と言える魚です。水温の変化や潮の変化に伴い、またはベイトを追って、ひたすらに泳ぎ回っている印象ですね。

もちろん、良い餌場となるエリアなどがあれば、そのまわりを周回するというケースはあるでしょう。しかし特定の磯に居着く魚ではありません。

なのでポイントとなる潮目や鏡、などをひととおり打って反応がなかった…としても、その周辺にはいない、とは限らないのです。

移動が多い、移動距離が長い、魚なのでタイミングが合わなかった可能性もあります。

ですので良さそうなポイントに10~20回キャストして反応がなければルアーローテーション、ぐらいに考えるのが良いのではないでしょうか。

ただし、ブリを狙うのであれば気を付けておかなければならない点、があります…それはこの魚は捕食し易いベイトを捕食する、という点です。

特定のベイトに偏食する、なんて事はありません。食べ易いエサを捕食します。

例えばですが…フカセ釣り師・上物釣り師の方と共に沖磯に渡礁し、横で撒き餌(オキアミ)を撒かれると、ブリ系の魚はオキアミばかりを捕食します。

なので、どれだけ高活性であっても、

おりこみ
おりこみ

ルアーに見向きもしない…

何なのコレ??

…なんてケースがあるのです。

ブリ狙いであればブリが捕食しているベイト、もしくはブリが捕食し易いエサ、なんて事も勘案してルアーローテーションをしてみるのも良いでしょう。

青物釣りにおけるルアーカラーのローテーション

multiple colors

ルアーのカラーに関してはアングラーによる好み・独自の考え、なんてモノが強いと思います。

正直なハナシ、ルアーローテーションに関しても…

おりこみ
おりこみ

自分の好きなルアーを投げれば?

と私は思っています。

釣具メーカーやインフルエンサーなどが扇動するブーム、流行、など気にせず自分で考えるのが「釣り」ですからね。

なのでここでは私の勝手なルアーカラーのローテーション法、をお伝えします。私の好みや独自の考え方が強いのはあしからず。

ロックショア用ルアー、カラーによる選定

私の場合、ルアーのカラーを5つの区分に分けて考えています。

そしてそれぞれのルアーの種類ごとに、この区分の5種類を準備するようにしている、といったカンジでルアーを選定し購入or製作しています。

ルアーカラーの区分
  • チャート
  • シルバー
  • クリア

『ゴールドはどうなの?』『クリアレッドはどの区分なの??』なんて思う方もいらっしゃるかもしれません。

私の場合はゴールドはシルバーに近いモノ(光を反射するメタリックなカラー)、クリアレッドはクリア(光を透過するルアー)と捉えています。

ロックショアでのカラーローテーション、実際の方法

shore before sunrise

朝マズメ・ローライト時

沖磯の場合、私がよく赴く地域の渡船屋さんは時期によって出船時間が異なり、そして日の出前に瀬渡ししてくれます。

ルアーゲームだと準備にさほど時間もかからないので、朝マズメどころか、夜明け前から釣りができるのです。

夜明け前~朝マズメの時間が最高の時間帯である事、はみなさまご存知でしょう。『ゴールデンタイムだ!』なんて表現される方もいらっしゃいますしね。

夜行性、昼行性、双方のプランクトンが入り交じり、ベイトは高活性!当然にフィッシュイーターである青物も高活性となるのです。

しかし、とある問題点がある事にお気づきでしょうか?

青物は基本的に『昼行性』と言われ、また『目が悪い』とされていますよね…この2点です。

実際のトコロ、特に大型青物などは夜にも捕食を行う事はあります。おそらく自身の体を保つ為、常に多くのエネルギーが必要なのでしょう。

次に『目が悪い』とされる点についてなのですが、これは本当だと思います。「ルアーに出るけど掛けれない…」なんて経験を何度もしているからです。

なので青物が視認しやすいカラー、を選択するのが良いでしょう。具体的にはorです。

白・ホワイトカラーが有効である事、は簡単にご理解いただけるでしょう。光を吸収するカラーであり、暗い海面でも目立つのは間違いありません。

ですが黒・ブラックカラーに関しては、意外に思う方もいらっしゃるでしょうか?実は光の届きにくい水深の深いエリア、においては目立つカラーなのです。

私の場合、この事を知っていたので「もしかして魚には見えてるんじゃないのか?ローライト時にも有効なのでは??」と考え、こういう時間帯に使用してみたりしたのですが…異常なほどの効果を発揮する事が多いんですよね。是非とも一度試してみてください。

そして白or黒のルアーで魚からの反応がない、もしくは悪い、場合はシルバーorゴールド系などに移行していくのが良いでしょう。

朝マズメ・ローライト時以外、日中など

朝マズメのローライト時を除けば…「好きなカラーから順番に試していけば良い」と私は思います。

ルアーカラーが効果を発揮しているような気がする時もあれば、カラー以外の要因が大きいような気がする時もあるからです。

魚が何をどう見ているか?魚からどう見えているのか?なんてわからないですからね。

私の場合は、

  • 白⇓
  • 黒⇓
  • チャート系or赤など派手なカラー⇓
  • シルバー系⇓
  • クリアカラー⇒白へ戻る

こんなカンジです。日中であっても好きなカラーである白、黒、あたりを良く使っています。

「どんな時間帯、どんな状況でも有効なカラーだ」とも言えるかもしれません。

ロックショア、青物釣りのルアーローテーション、さいごに

この記事ではロックショアでのルアーローテーション、青物釣りの場合、ということでお伝えさせていただきました。

あくまでも私の考え方ではありますが、参考にしてみてください。

でも結局のトコロ『こんな状況なら…』『この時間帯には…』と自分で考えながら試行錯誤していく、のが一番良いと思います。

自分のメソッドがはまった時、自分の好きなルアーで釣り上げた時、なんかが一番楽しいですからね。

ロックショア、青物釣りを楽しんでもらえれば幸いです。

ロックショア タックル

ロックショア・沖磯釣行で使用する、未曾有の大物に挑むための【タックル】について詳しくお伝えしています。
タックル選びに迷われている方、は参考にしてみてください。

沖磯・ロックショア釣行を快適にする便利グッズ

普段の生活では決して体感する事のない過酷な環境…
それが沖磯・ロックショアです。
そんな厳しい釣りを快適に、そして安心して挑むことができる便利グッズ、をご紹介します。

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