【本ページにはPRが含まれています。】

フカセ釣りだけじゃない…日振島でロックショア、ハマチトップゲーム!

Hibri's yellowtail 釣行記

お世話になっております、ロックショアアングラーのおりこみです。

愛媛県宇和島市、宇和海に浮かぶ日振島、その周りには数多くの磯が点在し寒の時期には上物師や底物師で賑わいます。しかし実はヒラマサも居着く、ロックショアでのルアーフィッシングに恰好のフィールドでもあるのです。

今回は私の2回の釣行記と共に最近の日振の状況、渡礁した磯についてもご紹介します。

直近の状況を把握した上で向かう地域を決定する事は釣果に直結する大切な準備です。また「沖磯」と一言で言葉にするのは簡単ですが、今回ご紹介する日振だけでも数十、名もない磯も含めれば数百の磯が存在します。

磯ごとにポイント、釣り方、釣れる魚種も異なり、『沖磯での釣り方』だとか、『磯釣りのコツ』なんて簡単に語る事はできません。

同じ磯に通い詰め、その場所の特徴、特性を理解し万全の状態で釣りに望めれば良いのですが、同じ磯に何度も上がる事は抽選、他の釣り人、天候、潮汐による磯の状況などにも影響され、なかなか叶いませんので。

今回は私の釣行記と共に

10月、11月、秋の日振の状況

渡礁した2つの磯について、

釣り座周辺の様子

狙うべきポイント

私のショボイ釣果

これらについてお話します。

初めての磯であっても、事前に情報があれば焦る事もなく、より良い釣行、素晴らしい釣果に巡り遭えるのでは、と記事にしました。

ちなみにタイトルにもある「ハマチ」という呼び方についてなのですが、地方やエリアによって様々な呼称があり、困惑される方も、いらっしゃるかもしれません。

私の訪れる地域の渡船屋さんの船頭さんに多く見受けられる、80cmもしくはメーターオーバーor10kg越えは「ブリ」それ未満は「ハマチ」という呼び名にならいます。

日振島エリアや渡船屋さん、について

日振島エリアが初めての方もいらっしゃるかもしれませんので、日振島についても簡単にご説明させていただきます。

愛媛県、宇和島市に属し宇和島市から西南西に位置する有人島、島内には民宿なども営業されており、フェリーで渡る事も可能。

この日振島周辺の磯に登礁するのが日振の磯釣りです。

日振島エリアの渡船屋さんは宇和島市周辺に6軒ほど営業されています。

磯割りは、出船する渡船屋さんの数+抽選、で決まります。渡船屋さんにもよるかもしれませんが操舵室に入り、船頭さんに「磯割表見せて」というと見せてくれるかもしれません。

また日振の沖磯釣行に挑むのであれば知っておくべき、氷やエサの購入、忘れ物の補充も可能な釣具屋、釣りエサ最終予約時間までの営業しているフジモト釣具さんはコチラ⇓

日振島でロックショアDay1:10月下旬、日振12番

日振の沖磯・概況

  • 中潮 満潮8:30頃
  • 日の出6:15分頃
  • 快晴(風はかなり強い)
  • 水温 22.3℃

渡船屋さんの情報では小型が多いがグレがあがり始め、時折は良型も交じり、ルアーではハマチの釣果がある、とのことでした。

私は水温が高くエサ取りが多いためフカセは厳しいだろう、と思っていたのですが当日になかなかの良型のグレをあげている方もいらっしゃり、またルアーマンでカンパチをあげている方、もいらっしゃるという状況。

結果として、この日、私の釣果はありません…

渡礁直後の7:30頃に水柱を立てる激しいヒットがあったのですがファイト中、おそらく魚が反転した際にバラシてしまい、その後の1バイトは乗らず。

1度広範囲にボイルが出たのでトッププラグ、シンペンを通したのですが反応なし、小型のハマチかカンパチらしい魚影が何度かチェイスしてきたのが見えていたので、ルアーサイズが大きすぎたのだと思われます。

メタルジグや小型のプラグなどを持っていれば小型の数釣りぐらいは楽しめたかもしれません。

おりこみ
おりこみ

ヒラマサしか狙ってないんだよ!

くやしくねーやい、ちきしょ~!

と、涙ながらに帰宅の途についた悔しい釣行でした。

釣果のある釣行に関してはDay2へ

日振12番の磯を詳しく

この磯の中央、くぼんでいる場所が私の釣り座となります。

hiburi No.12 back
釣り座から後方

そこそこ広く、平らな場所もあり荷物を置く場所には困りません。

強風の際でもこの奥まった場所でゆっくり休憩ができます。南西の風の際はわかりませんが…

hiburi No.12 front
釣り座から沖向き、南西方面

やや沖では早い潮が流れます。手前では潮が複雑に絡み合い、時折みられる鏡などは絶好のポイントなのではないでしょうか?

船頭さんが青物の回遊がある、とおっしゃっていたとおり、潮通しは良く回遊が期待できそうな磯です。

hiburi No.12 right
釣り座から右向き、北西方面

画像からは確認できませんがシモリがあり、その付近をフカセ釣りで流すとグレが当たります。かなり前の話ですが、このシモリ付近を流すだけでグレが入れ食いになった記憶も。

「ヒラマサも着くのでは!?」とルアーを通そうと思ったのですが、この日は北からの強風が凄まじく、この方向はまったく釣りになりませんでした。

hiburi No.12 left
釣り座から左向き、南東方面

沖に御五神島の磯が見える絶景、潮の変化もあり良さそうなのでキャストしたいところではありますが…

この岩影にも釣り座があり、この日も上物師の方が上がっていたのです。

タモ入れをしている様子が何度か伺えたのですが、なかなか良さそうなグレをあげられていました。

hiburi No.12 underfoot1
釣り座から足元①

このハエの正面は足元からドン深、張り出している部分もありますが大物の場合はズリ上げる事も可能です。

hiburi No.12 underfoot2
釣り座から足元②

さらに潮が引くともう一段下の磯も露わになります。フジツボが付いていて滑ることはなさそうですが、かなり潮にさらされるのでやや危険かな、と感じます。

日振島でロックショアDay2:11月上旬、サカイバエ

日振の概況と私の釣果

  • 大潮 満潮8:00頃
  • 日の出6:30頃
  • 曇り(ベタ凪)
  • 水温 22.3℃

渡船屋さんの事前情報ではグレの釣果があがりはじめ、良型も増え始めたようです。ルアーアングラーの方が80cmオーバーのハマチをあげた、という情報も。

当日もグレは好調そうで、良型をあげている方もいらっしゃいました。また、結構なサイズの真鯛をあげている方、フカセ釣りにて70cmオーバーのハマチをあげている方も…

そんな中、私はというと、

yellowtail's child

朝イチ、満潮前後でこの可愛らしいサイズの猛攻…

何度もチェイスがあったのですが、なかなかルアーを食い切らないので「サイズが小さいのだろうな…」などと思っていたら、がっつり3/0のトレブルフックを丸飲み。

体長の半分近いルアーに食らいつくとは…40cmぐらいのハマチちゃんです。

口元以外はほとんど傷ついてなさそうだったので「3倍の大きさになってから食ってきてくれ…」と、そっと海に帰しました。

正午前、釣果がでず焦り始めたころ、ルアーの回収間際に私の立つ磯際から飛び出してきたので「ヒラマサか!?」と興奮してやりとりしていたのですが、すんなりと上がってきたのは…

a moderate yellowtail
おりこみ
おりこみ

いやいやハマチさん…

私はヒラマサさんに用があるんですよ!

と、磯の上で独りぼやく私に困り顔のハマチさん、65cmぐらいでした。

結果として、この日の私の『釣果』と呼べるものはこの1本だけ…となったのです。

使用していたルアーについてはこちらの記事で!▼

沖磯に潜むヒラマサを誘い出すルアー【ウッドプラグ】3本をご紹介

▼この2回の釣行で使用したタックル類に関してはこちら▼

日振島、サカイバエという磯を詳しく

googleマップの写真は引き潮の時のもののようで、大潮の満潮時にはこの磯の半分以上が水没します。

hiburi sakaebae (3)
釣り座から沖向き、足元

この画像も納竿直前、潮が引いてから撮影したものなのですが、大潮、満潮時は荷物の周辺以外は水没してしまいます。荷物を置くと一人で立つのがやっとという程度の釣り座しかありません。

困り顔のハマチさんが飛び出してきたのはこの右奥の磯際です。

hiburi sakaebae (1)
釣り座から日振島本島向き、足元

奥側の磯と手前の磯の間にスリットがあるのがお解りいただけるでしょうか?奥側の磯は満潮時にはフジツボの付いている場所はほぼ水没してしまい別の磯となってしまいます。

潮位が低い時は歩いて渡れ、本島向きでの釣り座にすることも可能です。

釣り座から沖向き、南西方面

この日は大潮だったのですがかなり潮は緩やかです。シモリなども特になく、狙うならば潮のヨレなどの変化がある場所でしょうか?

hiburi sakaebae (8)
釣り座から左向き、西南西方面

島の先端に見える場所は実は独立した磯であり、前述の釣行であがった日振の12番の磯です。

この方向には潮のヨレ、鏡が何度も見られ良さそうなポイント。

朝イチの可愛らしいハマチちゃんが食らいついてきたのはこの方向です。

hiburi sakaebae (7)
釣り座から左向き、南方面

画像では解かりませんがシモリがあり、潮の変化も見られ良さそうなポイント。

船頭さんはこの向きでオオモンハタの釣果があるとおっしゃっており、根魚狙いであればジグやワームを通すと良さそうです。

hiburi sakaebae (6)
釣り座から日振島本島向き

正面に見える磯も大潮、満潮時には完全に水没してしまいます。この周りも潮の変化があり、ヒラマサの着きそうな良さそうなポイントだったので、1時間に1回はルアーを通していたのですが特に反応はありませんでした。

hiburi sakaebae (5)
釣り座から右向き、東北東方面

こちらは溜まっているベイトが何度も確認できました。

シモリがあり、船頭さんはこの方向もオオモンハタの釣果があるとおっしゃっていました。

hiburi sakaebae (4)
釣り座から右向き、北方面

この向きで最もベイトが良く見えた気がします。

潮が緩く、溜まりやすい場所なのかもしれません。

 

日振島の他の磯・ハエについても知りたい方はコチラ!日振の沖磯釣行をお考えの方であればすでにお持ちかもしれません…日振の沖磯釣り師・ロックショアアングラーのバイブル⇓

 

著:月刊つり人編集部
¥1,500 (2024/07/23 00:19時点 | Amazon調べ)

Kindle版もありますよ◀

 

日振島でロックショア、ハマチトップゲーム、さいごに

今回は私の拙い釣行の記録と、日振島の2つの磯について、をお伝えしました。

もしこれらの磯に初めてあがられるのであれば参考にしてみてください。またこの時期、この潮位、この潮周り、この水温の時などデータとして参照していただければ釣果に繋がるかもしれません。

またタイトルのにある「ハマチトップゲーム」ですが、私はヒラマサをメインターゲットとしている為、大型トップウォータープラグをメインにルアーを選択しています。今回は結果として、そんなルアーセレクトでもハマチの釣果があったので、こんなタイトルという訳です。

小型のトッププラグなどを使用すればもっと楽しいハマチトップゲームを満喫できると思いますし、メタルジグなども使用すればさらに釣果のあがる釣行も可能かもしれません。

あなたの釣りがより良いものになれば、その参考になれば、と祈っております。

ちなみにこの日の私の晩ゴハンは…

Today's Dinner (1)

1日では食べきれないのでまずは兜焼きですかね。

渡船、沖磯での釣りなどに関しては

沖磯 | おりこみ釣り (orikomizuri.com)の項をご参照ください。

▼その他、関連記事▼

ロックショア タックル

ロックショア・沖磯釣行で使用する、未曾有の大物に挑むための【タックル】について詳しくお伝えしています。
タックル選びに迷われている方、は参考にしてみてください。

沖磯・ロックショア釣行を快適にする便利グッズ

普段の生活では決して体感する事のない過酷な環境…
それが沖磯・ロックショアです。
そんな厳しい釣りを快適に、そして安心して挑むことができる便利グッズ、をご紹介します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました