お世話になっております。どこのエリアに渡礁しようが、どんなシーズンであっても、ルアーを投げずにはいられない…おりこみです。
四国の沖磯釣りを嗜む方であれば、当然に「武者泊」というエリアの事はご存知でしょう。
ですが意外と…このエリアをご存知ない方、はいらっしゃいます。
沖磯釣りを行わない方に「今週は武者泊に行く予定ですよ!」と伝えても…
ムシャ…
何それ?
なんて反応が返ってくる事もあったりするのです。
なのでこの記事では、武者泊エリアについて
渡船のシステムやルール
最近の釣果、概況
渡礁した磯の釣り座、周辺の様子
このあたりについてをお伝えさせていただきます。
武者泊エリアに赴いた事がなかった方、このエリアをご存知なかった方、もしくは秋の武者泊の状況、釣果などを知りたかった方、は参考にしてみてください。
上物、底物釣り師の方が多いですが、潮通しが良い磯が多く青物も回遊するので、ルアーフィッシングも楽しめるおもしろいエリアだと思いますよ。
武者泊エリア、渡船屋さんのシステムやルールなどについて
『武者泊エリアで釣りをしたことがない…しかし行ってみたい』とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。なので「武者泊」についても簡単にご紹介させていただきます。
愛媛県の南西に位置する愛南町、その南に位置する福浦、武者泊、という住所から出船し愛南町の南、もしくは東に位置する沖磯、もしくは地磯で釣りができるエリアです。
磯割りのようなモノはなく、早い者勝ちみたいなシステムですが、渡船屋さんにより向かうエリアがおおよそ決まっています。
武者泊エリアの渡船屋さんは5軒、渡礁したいハエがあるのであれば、その磯回りをメインにしている渡船屋さんにお願いするのが良いでしょう。
そして渡船屋さんごとに人数優先、泊まり優先、の「1番客」を希望の磯へと瀬渡しをし、その後は優先のお客さんから順番に渡礁していく、といったシステムです。
また別々の渡船屋さん同士で渡礁したい磯が被った場合、船の船首を近づけ海上で釣人どおしがジャンケンをする、というルールのようなモノも…
初めてこのエリアに赴く方は船頭さんにおまかせ、もしくは他のお客さんに『武者泊は初めてなんですよ~』なんて言ってみると良いでしょう。色々と親切に教えてくれると思います。
しかし私がよく利用する渡船屋さんの場合、繁忙期以外は船上で船頭さんや他のお客さん達と…
今日はあっち側の磯がいい気がするな~
良かったらお先にどうぞ!
じゃあ私、上がらせてもらいます。
ありがとうございます。
みたいな感じで、相談しながら渡礁したりするケースもあります。
加えて、武者泊には「ヤッカン」「アブセ」といった有名な沖の磯があるのですが…現在は3名未満では渡礁できません。なのでそれらの磯に渡礁したい場合、3名以上で赴くor他のお客さんと相磯する、事になります。
そうでなければ、いわゆる地の磯に渡る事になるのでご注意ください。地の磯でも良い磯はたくさんありますけどね。
またふるさと納税を利用する事で武者泊エリアの渡船屋さんへの乗船券、をお得に手に入れる事が可能。
今年のふるさと納税に迷っているならお得にロックショア、してみてはいかがでしょうか。
また高知方面から武者泊に向かうのであれば、宿毛市に24時間営業の釣具屋があるので寄り道しても良いですが、氷やエサの購入に便利な愛南町の釣具屋、釣一心さんはコチラ⇓
武者泊の沖磯、釣果や概況
武者泊の沖磯、概況
- 10月下旬
- 中潮 満潮5:30頃
- 日の出6:30頃
- 晴れ
- 水温 測定忘れ
渡船屋さんの情報では水温が高くグレ狙いは厳しめ…釣れても小型が多い、しかしフカセ釣りでイサキ、フカセ釣りでもルアー釣りでもスマガツオや小型のカンパチが良くあがっている、という話。
武者泊のルアーゲーム、釣果
当日、私以外にもルアーマンの方がいらっしゃったので、状況を伺ったり、釣果を見せていただいたりしたのですが、おおよそ渡船屋さんから伺った最近の釣果のとおり…
メタルジグを使用し、スマガツオや小型のカンパチが釣れたようです。
ちなみに当ブログ内【ルアー|市販品】のカテゴリーでご紹介しているような大型プラグばかりを、1日を通して投げ続けた私は…ただの1尾も、釣れておりません。
何度か茶色っぽい個体のバイトやチェイスが確認できたので、おそらく小型のカンパチだと思われます。
こういう日は小型プラグやメタルジグを使用し、スマガツオ狙いでもした方が良いかもしれませんね。
渡礁した武者泊の磯・ハエについて詳しく
愛南町の南に位置する地磯で「鼻面の1番」もしくは「1番の三角」なんて呼ばれているハエになります。
鼻面岬の先端部に位置し、非常に潮通しが良く、青物狙いにも良い磯でしょう。
また隣の「鼻面の先端」というハエも地の磯の中では実績もあり、人気のある場所です。
武者泊、鼻面の1番の釣り座と南向き
上画像の中央部、コンクリートで補強されている箇所がおわかりになるでしょうか?コレが釣り座です。
このハエそれなりに大きいのですが、まともに立って釣りをできるのはこの場所だけでしょう。
ですので基本的には単独で渡礁するハエだと思われます。2人で渡礁なんかしたら…まともに釣りができない様な場所ですからね。
釣り座から正面・南向き、沖方面は開けており、沈み瀬やシモリなども特にありません。
狙うべきポイントに迷うかもしれませんが、上述したとおり鼻面岬の先端部であるため常に潮が効いており、かつ青物の通り道になる可能性も高い場所です。
基本的には速い潮が左流れor右流れに流れるのですが、地形のせいなのか、この周辺はかなり複雑な潮が絡み合います。潮目や鏡なんかを狙ってみるのが良いでしょう。
実際にこの日、私がバイトやチェイスを確認できたのは潮の鏡を狙っている時でした。
また水深は10m程度キャストすれば30m以上、さらに沖はもっと深くなります。10mより手前は段差のようなモノがあり段々になっている、といった磯です。
武者泊、鼻面の1番の南東向き
釣り座から見れば左側、南東向きの様子がコチラ。この方面でも釣りをする事は可能なのですが、いくつか注意するべき点があります。
画像には映っていませんが、このさらに左側、ワンドの奥側には「鼻面の2番」という別のハエがあります。
もしそちらに渡礁されている方がいる場合、はあまり左手方面に向けてキャストは控えた方が良いでしょう。
また足元の様子が上画像です。こういう張り出しもあるので、ワンドの奥方向を狙うのはやりにくいですね。
しかしこの方向の沖向きを狙うのは全然アリだと思います。正面・南向きよりも潮が緩く、沖の速い潮と緩い潮の境目などは絶好のポイントと言えるでしょう。
実際にこのハエの足元ではマイクロベイトの群れなどが確認できました。
武者泊、鼻面の1番の南西向き
釣り座から見た右側、南西向きはこんな様子です。奥に小さく見える島のようなモノが「本バエ」という磯になります。
そして目前の高い磯が「鼻面の先端」といハエです。かなり足場は高く…5mぐらいはあるかもしれません。
この方面で釣りをする場合、当然に「鼻面の先端」に渡礁している方がいる場合は控えましょう。
そして足元はこんな様子になります。この画像の場所も釣り座にできそうですが…斜めになっており、また滑りやすいのでおすすめはできませんね。
また潮位により、船着きがこの場所になったり、釣り座の正面になったりもします。コチラ側から渡礁する場合は滑りやすいので気を付けてください。
武者泊、鼻面の1番のタックルの置き場
実は「鼻面の1番」は平坦な場所がほぼなく、釣具類を置いておくのに非常に困るハエです。
なのでこんな内容についてもお伝えしておきます。
上画像は釣り座のすぐ後ろ側になります。この岩の段差のような場所にタックルを置いておくのが良いでしょう。
しかしロッドケースとバッカンぐらいはなんとか…といった程度です。
そしてそれ以外の荷物、私の場合はクーラーボックスを、さらに後方の岩の隙間などに置いておく事となります。
他にないんですよね…
安定した場所が…
また釣り座からこのクーラーボックスをぶっ刺している場所へ向かう為には、この斜めになっている岩肌を歩いていく事となります。
画像から、なんとなくにでも想像できるかと思いますが…足場は悪い上に滑りやすいです。
この辺りがこのハエの難点、とも言えるでしょう。
武者泊でロックショア、秋のルアーゲーム…釣果や概況、さいごに
季節としては晩秋といって良い時期になるはずですが、武者泊エリアはまだまだ水温が高く、夏磯のつもりで赴いた方が良いかもしれません。
スマガツオや小型のカンパチ狙いのライトゲーム、もしくは根魚狙い、なども視野にいれておくほうがが釣果には恵まれると思います。
ちなみに外気温も高く、かなり暑かったですね。他のお客さんも納竿時にはウェア脱いでいる方ばかり…
武者泊エリアに赴く予定の方、初めて渡礁する方は参考にしてみてください。
あなたのロックショア釣行の参考になれば…と願います。
また同じ愛南町のエリアである「中泊」に関しては▼コチラ▼の記事もご参考に!
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