まだ薄暗い海面、昇ったばかりの朝日の鋭い光が、徐々に周囲を露わにしてゆく… 美しいはずの光景だが、それは私を捉えない 朝マズメの貴重な時間帯、この時間を無駄にする訳にはいかないからだ いそいそとタックルの準備に取り掛かる最中、私は考える…最初に投げるべきルアーは何か? その限られた時間、その選択が、その1日を決定づける行為である事は明らかなのだ 風の強さ、海の状況、波、潮、水温、天候、光の明暗、視認できるベイトがいればそれも… あらゆる事柄から総合的に判断しなければならない しかしながら、その日は何か…が違っていた 私はルアーケースを一瞥し、何を考えるでもなく、迷うでもなく、1本のルアーを手に取る 「これしかない!」 何か直感めいたものが私に告げた…
お世話になっております、ロックショアアングラーのおりこみです。
重いタックル、不安定な足場、に筋肉が軋む…
潮を被り、吹きすさぶ沖磯の強風に晒され、指先が震える…
相対するターゲットはあなたを海中に引きずりこもうと、その強靭な肉体を行使する…
ロックショア・沖磯での釣行は非常にハードワークであり、また危険、を伴うものです。
安全な釣行の為の装備・保護具、またタックルの確認、シーズン前に体を慣らしておく事も重要となります。
しかしながら…
保護具って何?
沖磯の装備や持ち物って何が必要?
こうお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では、沖磯釣行を想定した準備
必要な装備、荷物、その他の持ち物の確認
磯での釣りの注意点
これらを肩慣らしの地磯釣行とともにお伝えします。
今回訪れた地磯は比較的簡単にエントリーできる場所なのですが、地磯といえども磯での釣りは危険を伴うものですし、私は沖磯釣行と同じ道具類を使用しているので参考にしてみてください。
ロックショア・沖磯釣行前の準備、釣行地の決定、渡船の予約
沖磯の釣行の場合は事前に天候や潮汐を確認、また渡船屋さんに最近の釣果なども聞いてから向かう地域を決定し、予約をします。
渡船屋さんの利用方法や注意点については▼コチラの記事▼をご参考に。
今回は肩慣らしの釣行のため、私が良くエントリーする地磯に向かいました。
ロックショアの装備や荷物、持ち物の準備
忘れ物は致命的です。
何せ隔絶された沖磯に渡る訳ですから、おいそれと戻る事など叶いません。
事前にしっかりと準備、をする事は重要です。
ここで沖磯に渡る際、私が準備する道具類一式をご紹介します。しかしあまりにも細かい物、については割愛させていただきますのであしからず。
沖磯釣行で身に着ける装備、保護具類
またロックショアベストに収納する物は…
以上となります。詳細は、ロックショア装備| おりこみ釣り (orikomizuri.com)をご参考に!
またロックショアベストやレスキューホイッスル、については▼コチラの記事▼なども参考になるかと思います。
沖磯釣行で使用する釣具、手荷物など
私は沖磯釣行の場合、
この3点を持ち込みます。
リュックorバッカン?どちらが良いかは好みだとは思いますが、渡船のデッキに荷物を積む事、渡礁後の荷物の受け渡し、を考えるのであればバッカンの方が良いでしょう。
▼コチラ▼の記事などもご参考に!
またリュック・バックパックを使用する場合、背負って渡礁するのは危険です。
急な高波にて船が揺れる、なんてよくある事なのでバランスを崩し転倒、または落水の危険性があるからです。
『リュックを背負って渡礁しないでね!』とアナウンスしている渡船屋さんもあります。ポーターさんや他のお客さんから手渡しで受け取りましょう。
ロッドケースには、
磯用クーラーには、
バックパックorバッカンには、
着替え、に関しては車内に置いておけば良いかもしれません。
私は過去、寒の時期に落水し磯の上で凍える思いをした経験があるので、必ず持参します。
以上が準備するモノです。細かいモノについては割愛しているモノもありますのであしからず。
今回の地磯釣行では、クーラーボックスは車内に置いておき…
で釣行に向かいました。
タックル類に関しては、タックル | おりこみ釣り (orikomizuri.com)の項、もしくは▼コチラの記事▼などをを参考にしてみてください。
沖磯釣行のための肩慣らし地磯釣行、ロックショアの注意点
駐車場に車を停め、ロックショアベスト、磯靴、グローブ、帽子を着用。
この磯は5分程度の軽い磯歩きで釣り場まで到着するのですが、油断は禁物です。転倒すれば磯の鋭い岩肌や付着した貝類などでケガをすること必須。
保護具の着用は徹底すべきです。
そして釣り場に着いたらまずは荷物を潮を被らない、なるべく平坦な場所の置き、周囲の状況を確認。
足場の確認は入念に行い、釣り座やランディングポイントは慎重に選ばなければなりません。
今回は何度も訪れた事のある地磯の為、潮の流れを確認しどこの釣り座にするかを選択する程度。また足場は低く、ランディングポイントも無数にある場所の為タモは準備していませんでした。
手早く準備を済ませ、久々にロックショアのタックルを振るいました。
時間と共に潮位、潮汐は変化するため常に自身の釣り座が安全かどうか注意しましょう。
沖磯では10人は上がれそうな大きな磯が昼過ぎには水没し、1人が立っているのがやっとの小磯に変わってしまうような事もままあるのです。
またルアーの交換、リーダーの結び替えの際、海もしくは沖に背を向けるのはやめましょう、沖磯では突然の高波が押し寄せる事など良くあることなので。
そして釣行を終えた後は釣具、荷物を片付け、持ち込んだゴミ類も必ず持ち帰りましょう。
残念ながらこの釣行…釣果はなく、魚からの反応も特にありませんでした。
しかしながら地磯、といっても久しぶりの磯釣り、磯歩きをする事自体も体を慣らすには良かったかと思います。
ロックショア・沖磯釣行に必要な装備や荷物、持ち物まとめ、さいごに
今回は肩慣らしの地磯釣行にともない、沖磯への準備、私の道具類、注意点等を記事にしました。
初めての沖磯釣行に挑まれる方、は参考にしてみてください。
ちなみに…この日、磯に持ち込んだルアーケースがコチラ!
「これしかない…」そんな、絶望的な状況…
沖磯での忘れ物は致命的です。
そうならない為にも、タックルの準備、確認は怠らないよう、悪ふざけは控えるよう努めてください。
またロックショア・沖磯釣行を快適にする便利グッズなどは▼コチラの記事▼をご参考に!
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